【窓の紫外線カット】ガラス交換・フィルム・カーテン・スプレーの効果比較と費用目安
明るく開放的で日差しの差し込むリビングは素敵ですが、これから暑くなる季節は、窓から入る紫外線が気になりますよね。
しかし、カーテンなどで閉め切ってしまうと、せっかく窓があることで得られる開放感が台無しになってしまいます。
そこで、今回は「窓の紫外線カット」について、対策方法の種類とそれぞれのメリット・デメリット、費用目安を解説します。
関連する補助金や減税制度も紹介しますので、夏でも室内で快適に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
●窓から入る紫外線をカットする方法はいくつかあり、それぞれメリットとデメリットが異なるので、ご要望とご予算に合わせて適切な方法を選びましょう。
●紫外線カットと合わせて断熱性・省エネ性・防犯性・遮音性なども高めたい方は、「内窓設置」や「外窓交換」がおすすめです。
●“窓一番”は、1966年創業以来、埼玉県随一の「玄関ドア工事」・「内窓工事」・「窓リフォーム」事例数を誇り、同グループ内には住宅リフォーム専門部署もありますので、総合的にあなたのお悩みを解決できます。
目次
室内でも日焼けする!?窓から入る紫外線
紫外線対策と聞くと、屋外でのイメージが強いですが、室内でも日当たりの良い部屋では対策が欠かせません。
なぜなら、一般的に住宅窓へ設置されている単板ガラス(一枚ガラス)は、太陽から降り注ぐ紫外線のうち、60〜80%程度を透過させてしまうからです。
みなさんも、カーテンの外側や窓辺のフローリング・畳、直射日光の当たる家具が変色しているのを一度は見たことがあるでしょう。
室内に入った紫外線は、床・壁・天井に反射して拡散するため、一箇所あたりで受ける紫外線量は屋外ほどではありませんが、窓辺に長時間いれば日焼けする可能性は十分あります。
多くの住宅は開放感や採光・通風を重視して、リビングなどに大きな窓を設ける事例が多いですよね。
また、寝室のベット脇に窓が設置されている家もあるでしょう。
紫外線量の多い南面からの日差しや、低い位置から差し込む東西面の日差しを受ける窓は、紫外線への対策をとっておくことをおすすめします。
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窓から入る紫外線カットの方法とメリット・デメリット
窓から入る紫外線をカットする方法はいくつかありますが、それぞれメリット・デメリットが異なりますので、家の築年数やご予算に合わせて、適切な方法を選びましょう。
ここでは、一般的に用いられる5つの方法を紹介します。
紫外線(UV)カットスプレー
最も手軽な方法が、ガラス用スプレーを吹き付ける方法です。
透明なコーティング剤をガラスの表面に満遍なく塗布でき、紫外線を99%以上カットできるものや、暑さの原因となる赤外線をカットできるものもあります。
ただし、一般の方がムラなくスプレーを吹き付けるのは難しく、市販されているものの耐用年数は3〜5年と短めです。
紫外線(UV)カットフィルム
賃貸住宅でも気兼ねなく採用できる方法が、ガラスフィルムを貼る方法です。
汚れを取り除いたガラスへ水を吹付け、そこにフィルムを貼る作業なので、DIYでもチャレンジしやすい点がメリットです。
また、プロに頼んでもガラスを変える方法よりコストを抑えられます。
また、マンションや賃貸物件でも手軽に工事できる点も人気のポイントです。
ただし、自分で作業してうまく貼れないと気泡ができたり端から剥がれてしまったりすることも多いため注意しましょう。
フィルムもスプレー同様に紫外線を99%以上をカットし、UPF50+(※)以上の効果を発揮するものもあります。
※UPFとは、フィルムや衣類など肌に直接触れないものが紫外線を防ぐ効果を示す指標
紫外線(UV)カットカーテン
一般的な遮光カーテンは、紫外線だけではなく可視光線も遮り、部屋が真っ暗になりますが、紫外線のみをカットするカーテンもあります。
手軽に取り付けられる反面、紫外線遮断率は80%~90%のものがほとんどです。
レース仕様のものもあるため、普通のカーテンと組み合わせて使う方も多いですが、ガラススプレーやフィルムとは異なり、視界が妨げられる点は否めません。
また、閉め忘れれば紫外線をブロックできませんし、カーテンのサイズやカーテンレールの取り付け方法によっては、両端から紫外線が入り込む可能性もあります。
紫外線(UV)カットガラス
耐用年数が長く確実に紫外線をカットできるのが、ガラスを交換する方法です。
2枚のガラスがセットになったペアガラスのうち、1枚のガラスに特殊なフィルムを貼った防犯合わせガラスがおすすめです。
紫外線をカットできるペアガラス(複層ガラス)へ取り替えると、断熱性・省エネ性・遮音性・防犯性まで高められます。
ただし、古い窓サッシですとペアガラスの重みで枠が歪んだり、ガラス溝が狭くて加工が必要になったりするケースも多く、そのままでは交換できない可能性もあるので注意しましょう。
また、ガラスを取り替えでもサッシが寿命を迎えれば、近い将来に窓全体を交換しなくてはいけないかもしれません。
また、サッシが古くて枠に断熱性がないと、ガラス面の結露は防げても、枠の結露は防止できない点も注意しましょう。
内窓(インナーサッシ)
外窓に一切手をつけずに紫外線対策をとる方法が、内窓(インナーサッシ)の設置です。
外窓の内側にもう1セットの窓を設置するため、高い断熱効果が得られます。
内窓のガラスをペアガラスにすることで、外窓のガラス交換をした場合と同様に、部屋へ差し込む紫外線を大幅にカットできます。
取り付けは1箇所につき30分前後で終わるため、手軽に工事できる点がメリットです。
ただし、よく開け閉めする場所ですと開閉の手間が増えてしまうので注意しましょう。
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外窓交換(カバー工法)
紫外線以外にも、建て付けの悪さや枠自体の結露も気になる方は、窓サッシ全体を取り替えるのもおすすめです。
最近の窓サッシは断熱性の高いものがスタンダードなので、ペアガラスと組み合わせると、紫外線をカットできるだけではなく、結露対策や断熱性アップ、ひいては光熱費削減にもつながります。
しかし、外窓を丸ごと取り替えるとなると「大掛かりな工事になるのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、「カバー工法」です。
既存窓枠はそのまま残して、その上から新規窓枠を被せて、サッシをはめこみます。
そのため、窓周辺の壁や床を解体する必要がなく、1箇所につき1〜2時間程度で工事でき、住みながらでも気軽にリフォームできる点が魅力です。
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〈窓の取り替えリフォーム〉“カバー工法”とは?方法や費用相場まで解説
築15年以上の家は「内窓設置」「外窓交換」がおすすめ
紫外線対策として窓をリフォームしたい方の中には、どの方法を選べばいいか悩んでし舞う方もいるでしょう。
そこで判断材料の一つとして知っておいていただきたいのが、「窓サッシやパーツの耐用年数」です。
(部位) | (寿命・耐用年数) |
---|---|
アルミサッシ枠 木製サッシ枠 | 20〜30年 |
ガラス周りのパッキン | 5〜10年 (直射日光が当たる場所は劣化が早い) |
戸車 | 5〜10年 (開け閉めの頻度によって変動) |
クレセント | 15〜20年 |
このように、サッシ枠やパーツは20年もすると全体的に劣化して、建て付けが悪くなったり腐食したりと不具合が出てきます。
たとえ紫外線をカットできる高性能なガラスを入れても、近い将来、サッシ枠を取り替えなくてはいけない可能性があるのです。
そうなると、ガラス交換の費用が無駄になってしまいますよね。
そのため、築15年を超えるお住まいは、既存窓はそのままにする「内窓設置」か、思い切って窓全体を取り替える「外窓交換」がおすすめです。
紫外線カットを目的としたスプレー・フィルム・ガラス交換では補助金の対象となりませんが、内窓設置や外窓交換は、断熱性・省エネ性アップにもつながることから、補助金や減税によって実質コストを抑えられます。
「内窓設置」「外窓交換」すると補助金・減税の対象に
内窓を取り付けたり外窓を省エネ性・断熱性の高いサッシへ取り替えると、補助金や減税の対象となる可能性があります。
そのため、紫外線カットガラスへの交換と内窓・外窓工事で迷っている方は、ぜひ詳細をチェックしてください。
補助金
- 【先進的窓リノベ事業2024】
外窓交換や内窓設置、窓ガラスの交換をすると、一世帯につき最高200万円の補助金を受け取れます。 - 【こどもエコすまい支援事業】
ガラス交換、内窓設置、外窓交換などの開口部断熱改修だけではなく、外壁・床・天井の断熱改修や高性能設備機器導入など、幅広いリフォームを対象とする補助金です。一世帯につき最高60万円の補助金を受け取れます。 - 【東京都既存住宅省エネ改修促進事業】
2ヵ所以上の開口部(窓又はドア)を断熱改修すると、工事費の23%分の補助金をもらえます。(東京都在住の方限定です。2024年5月時点で令和6年度の募集は未定なので、気になる方は公式HPをご確認ください。)
上記以外にも、地方自治体や各種公共団体が独自の補助金制度を行っていますので、詳しくは各自治体もしくは“窓一番”までご相談ください。
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玄関ドアリフォームの補助金はいくら?2024年はどうなる?減税制度についても
減税制度
工事する家が自己所有物件であることやその年の合計所得が3,000万円以下など、いくつかの条件をクリアすると、所得税の一部が控除されます。
- 【住宅特定改修特別税額控除】
「居室“全て”の窓の改修工事」もしくは、その工事と併せて行う「床断熱工事・天井断熱工事・壁断熱工事」、「太陽熱利用冷温熱装置の取り替え(新設)」、「太陽光発電装置の取り替え(新設)」を行った場合が対象
紫外線カットできる内窓・外窓リフォームの費用目安
紫外線カットだけではなく、断熱性・省エネ性・防犯性・遮音性をアップできる窓交換リフォームですが、気になるのが工事費用ですよね。
そこで、窓サイズごとの「材料費+工事費」目安を紹介します。
“窓一番”は、玄関ドア・窓サッシ取扱量が埼玉県内有数の多さで、豊富な施工実績があります。
また、資材メーカーとの直接取引と自社施工によって、リーズナブルな価格でご満足いただけるプランをご提案できる点も強みです。
外窓交換 | 製品代+工事費 |
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【すべり出し窓(網戸付き)】 アルミ樹脂複合窓 W600・H900 Low-E複層ガラス | 製品代:18〜20万円/セット 工事費:3〜5万円/箇所 |
【引き違い窓(網戸付き)】 アルミ樹脂複合窓 W1800・H1200 Low-E複層ガラス | 製品代:22ー25万円/セット 工事費:3〜5万円/箇所 |
【引き違い窓(網戸付き)】 アルミ樹脂複合窓 W1800・H2200 Low-E複層ガラス | 製品代:32〜35万円/セット 工事費:5〜8万円/箇所 “窓一番”なら工事費・商品代金合計が30万円を超えると工事費無料 |
内窓設置 | 製品代+工事費 |
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【引き違い窓】 樹脂製インナーサッシ W600・H900 Low-E複層ガラス | 製品代:3.8〜4万円/セット 工事費:3〜5万円/箇所 |
【引き違い窓】 樹脂製インナーサッシ W1800・H1200 Low-E複層ガラス | 製品代:5.2〜5.5万円/セット 工事費:3〜5万円/箇所 |
【引き違い窓】 樹脂製インナーサッシ W1800・H2200 Low-E複層ガラス | 製品代:10.8〜11.2万円/セット 工事費:5〜8万円/箇所 “窓一番”なら工事費・商品代金合計が30万円を超えると工事費無料 |
※上記価格は税別表示です。
※ガラスのグレードやオプション部材の有無によって価格が変わる場合があります。
私たち“窓一番”は、埼玉県トップクラスの窓サッシや玄関ドアの取扱量を誇り、お客様へ高品質な製品と施工をリーズナブルな価格で提供しています。
上記工事費用より、下記の値引きサービスも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
●工事費・商品代金合計が30万円を超えると「工事費無料」
●現場調査費「15,000円が無料」
●玄関ドアや勝手口と同時工事で「マイナス20,000円」
●平日工事割引で「マイナス5,000円」
●施工写真掲載とアンケート回答OKで「マイナス5,000円」
●現地調査の際にご契約で「マイナス20,000円」
※全てを同時にご利用いただくこともできます。
【30秒で完了の“無料見積もりサービス”】窓交換を検討中の方は“窓一番”へご相談を
私たち“窓一番”は、埼玉県でトップクラスの外窓交換・内窓設置・ドア交換の工事実績があります。
1966年創業以来、お客様の窓・玄関ドアに関する多くのお悩みを解決してきました。
長きに渡って多くの方にお選びいただいてきた理由は、4つの“強み”があるからです。
●窓や玄関ドアなどのアルミサッシ取扱量は埼玉県内有数の多さで、多くの施工実績があります。
●資材メーカーとの直接取引と自社施工によって、リーズナブルな価格でご満足いただけるプランをご提案できます。
●自信を持って工事を行なっているため、独自の施工保証は「5年間」です。(※製品はメーカー保証対象)
●同グループ内にリノベーションやリフォームを専門に行なっている部門があるため、付帯工事からフルリノベーション、インテリアデザインのコーディネイトまでまとめてお任せいただけます。
“窓一番”では、30秒で簡単に工事費+製品代の目安が分かる「見積もりシミュレーションサービス」をご用意しています。
「窓をに変えたいが、まずは金額を知りたい」という方は、ぜひご活用ください。