内窓で後悔してしまう理由とその対策を徹底解説

内窓を後悔しないためのポイント

窓辺の暑さだけではなく、室温の上昇も防げる“内窓”。

しかし、実際に取り付けて後悔してしまう方もいます。

そこで、今回は「内窓を後悔する理由」と、その対策について詳しく解説します。

ご自宅を少しでも快適にしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムで分かること

●内窓設置を後悔しないためには、ガラス選びや使い勝手などについて、事前に十分知っておくことが大切です。

●内窓設置のメリットは、「断熱遮熱性・防犯性・防音遮音性・省エネ性」がアップする点です。

●“窓一番”は、1966年創業以来、「内窓工事」・「玄関ドア工事」・「窓リフォーム」を数多く手がけてきた実績があります。



〈ブログ・SNSから見る〉内窓を後悔する理由やデメリット

内窓を後悔する理由とは

内窓(インナーサッシ)設置は、手軽に自宅を快適にできるリフォームです。

しかし、一方でイマイチ効果が実感できず、後悔してしまう方も。

ブログやSNSを見ると、以下のような理由が多く確認できます。

  • 簡単そうに見えたのでDIYで付けたら、見た目がイマイチ
  • 安価なガラスを選んだら、断熱効果が感じられない
  • 後付け感が強く、インテリアから浮いてしまう
  • ペアガラスを入れたら、開け閉めが重く二度手間で面倒
  • 掃除が大変
  • 部屋内の一箇所だけに内窓を設置したが、寒さを軽減できなかった
  • 二重窓にしたのに、結露が止まらない
  • 一箇所ごと徐々に設置したら、結局施工費が割高になってしまった
  • ふかし枠を使って取り付けたら、出っ張りが気になる
  • 補助金を利用しそびれた


これらの多くは、事前に注意点を知っておくことで、ほとんど解決できます。

手軽なリフォームゆえに、じっくり検討せずに工事に踏み切ってしまいますが、必ずプロの意見を聞いてご自宅へ採用することが重要です。




内窓を後悔しないための注意点やポイント

内窓を設置する際の注意点

内窓を設置して後悔しないためには、事前にその特性や注意点を知っておくことが肝心。

そこで、内窓を多数設置してきた”窓一番”が、ポイントを詳しく解説します。

DIYでも設置できるがかなりの難易度

内窓の設置について調べてみると、ご自身で挑戦している方は少なくありません。

確かに、作業自体はそれほど難しくないため、DIYに慣れている方でしたら付けられないこともないでしょう。

ただし、設置よりも重要なのが“採寸”、内窓のサイズを計る作業です。

ご自身で採寸すると、少しサイズが小さくなって気密性が下がってしまうこともあります。

本来、内窓は隙間なく設置することが大前提なので、これでは十分な効果が得られません。

取り付け方法にも、プロとの差がある可能性も。

DIY用内窓の中には、両面テープで設置するものもありますが、プロがビスで取り付けるものと比べると、やはり気密性は劣ります。

古い住宅は既存窓に歪みが発生している場合もあるため、現状に合わせた調整をしなくてはいけない事例も多いです。

ポイント

プロに頼むと施工費がかかりますが、その分内窓の効果が高いため、決して無駄ではありません。



ガラスは目的に合わせて適切なものを選ぶ

内窓にはめるガラスには種類があり、それぞれ効果が異なります。

せっかく内窓をつけるのですから、ガラスにもこだわりましょう。

内窓にはめるガラス種類は以下の通りです。

単板ガラス(1枚ガラス)

最も安価なタイプですが、ガラスそのものには特に機能を備えていないため、断熱・遮熱・防犯の効果はそれほど高くありません。


複層ガラス(ペアガラス)

2枚のガラス間に“空気層”があり、それが大きな断熱効果を生み出します。

ただし、シンプルな単板ガラス2枚の組み合わせですと防犯効果は得られませんし、防音機能もないので気をつけましょう。


合わせガラス

2枚のガラス間に“中間膜”を挟んだタイプで、その仕様によって防犯用や防音・遮音用などに分かれます。

ただし、2枚のガラスを貼り合わせるため、空気層はなく、断熱効果は複層ガラスよりも劣ります。


真空ガラス

2枚の間の空気層が“真空”になっていて熱も音も通しにくいため、高い断熱性・防音遮音性が得られます。

ただし、ガラス破り防止の中間膜はないため、防犯性はそれほど高くありません。



性能が高いガラスほどコストは上がりますが、せっかく内窓を設置するのですから、効果的なガラスを選びましょう。

ポイント

防犯性を第一に考える場合は、「合わせガラス」を選びましょう。

対して、断熱性・遮熱性・防音遮音性を求めるなら、「真空ガラス」がおすすめです。

真空ガラスの中には、断熱(結露対策)・暑さ対策・寒さ対策・遮音対策・UV対策それぞれに特化したものがあります。



開け閉めの重さ・掃除が気になる方は外窓取り替えも検討する

2枚のガラスから成るペアガラス・合わせガラス・真空ガラスは、単板ガラスと比べると重いため、掃き出し窓など大きな窓の場合には、開け閉めが重くなる点は否めません。

そのため、心配な方は、事前にショールームなどで重さを確認しておくことをおすすめします。

ガラス掃除やサッシ溝の掃除が増えて後悔してしまう方も。

こちらは、物理的に窓を付け足すため、回避できません。

掃除手間を増やしたくない方は、内窓を取り付けて二重窓にするのではなく、外窓を丸ごと変える方法も検討しましょう。

ただし、壁を壊さなくてはいけない可能性があるため、施工コストは上がります。


インテリアにこだわるならサッシ枠や納まりに注意

既存窓枠に内窓を設置する際には、最低でも6cm程度の幅が必要です。

その奥行がない場合に用いられるのが、“ふかし枠”。

ふかし枠を既存窓枠に取り付けて設置幅を確保します。

既存窓枠の上から被せるように設置するため、解体工事は不要で、作業が短期間で終わる点がメリット。

ただし、ふかし枠は内窓と同じく樹脂製なので、デザインが気になってしまう方もいます。

インテリアデザインにこだわりたい方は、既存窓枠を幅広のものに取り替える方法も検討してください。

また、内窓本体のカラーはレパートリーがあるので、必ずカタログやサンプルなどを見て選びましょう。

ポイント

インテリアデザインにこだわりたい方は、総合的なリノベーションに対応できる会社へ相談しましょう。

“窓一番”は、グループ会社に住宅や店舗のリノベーションを専門で行う部署があるため、お客様のご要望をトータルで叶えられます。



部屋内の一箇所だけに設置しても断熱効果は少ない

「寒さや結露対策のために内窓を設置したが、効果が感じられない」という方は多いですが、部屋内の窓全てに内窓を設置しなかったことが原因のケースが多いです。

部屋に複数の窓がある場合、一箇所だけに設置しても、設置してない窓へ熱の出入りが集中します。

そのため、寒さがそれほど改善されなかったり、結露が部分的にひどくなったりする可能性は否めません。

内窓設置を検討する際は、部屋ごとにまとめて施工するようにしましょう。


結露対策には、断熱性・気密性の両方が必須

せっかく内窓を設置したのに結露が止まらず後悔する方がいます。

結露を止めるためには、断熱性・気密性の両方が必要なため、築年数の古い住宅では、既存窓枠の歪みを確認しましょう。

隙間をそのままにして設置しても、結露は止められませんし、遮音を目的としている場合も効果はあまり期待できません。

既存の状態に合わせて内窓サイズを調節し、付帯工事で問題を解決できる「経験と知識が豊富な会社」へ相談しましょう。

ポイント

“窓一番”は、1966年創業以来、埼玉県で有数のサッシ取扱量を誇る実績があります。

古い住宅でもご満足いただける仕上がりをお約束しますので、ぜひお気軽にご相談ください。




内窓の設置はできるだけまとめて施工するとお得

内窓設置にかかる時間は、掃き出し窓の大きなものでも1〜2時間/箇所程度。

そのため、一箇所ごとに工事を依頼するのではなく、できるだけまとめて設置してもらうのがおすすめです。

諸経費や作業時間を圧縮できます。

ただし、採寸・発注してから実際に取り付けできるまで、最低でも1〜1ヶ月半程度、補助金の申請締め切りが迫り駆け込み需要が多い時期にはそれ以上の“納期”がかかります。

そのため、希望の工事時期に施工してもらいたい場合には、早めに施工会社へ相談しましょう。

ポイント

“窓一番”では、オンラインで簡単に見積もりができるサービスをご用意しています。

ご予算を検討する際に、ぜひご活用ください。





内窓設置には補助金を活用するのがおすすめ

窓の暑さ対策

窓の断熱性向上に効果的な内窓は、省エネの観点からも注目されており、国でも推進している取り組みのうちの一つです。

そのため、いくつもの支援事業が実施されており、補助金支給の対象となる可能性があります。

内窓を設置する際、これを利用しない手はありません。

ただし、要件や申請方法、締め切りは事業ごとに異なりますので、事前に詳細を確認しましょう。

また、補助金に詳しく申請実績が多い施工会社へ依頼するのもポイントです。

2023年度に実施されている窓リフォーム関連の補助金は、「〈2023年版・窓リフォームの補助金〉まだ間に合う?気になる疑問を徹底解説」のコラムをご覧ください。

申請要件や締め切り、その他気になる疑問について詳しく解説しています。




内窓のメリット

内窓のメリットデメリット

では、最後に改めて内窓のメリットについて見てみましょう。

ご自宅の現状と照らし合わせて、必要かどうかぜひ検討してください。

断熱性アップ・結露防止

内窓を設置することで、既存の外窓との間に大きな空気層ができ、さらに断熱性・遮熱性の高いガラスを採用すれば、大きな断熱効果が得られます。

また、内窓のサッシ枠は熱伝導率(熱の通しやすいさ)が低い樹脂製なので、枠そのものの断熱性が高い点もポイントです。

そのため、ガラスに発生する結露を大きく軽減でき、壁の水ジミやカビ、腐朽の防止の期待できます。

防音・遮音性アップ

外から聞こえる車の運転音や人の話し声や、室内から外に漏れる音を軽減できます。

高い効果を得たい方は、音の伝導を大きく妨げる真空ガラスを採用しましょう。

防犯性アップ

防犯に特化した合わせガラスを選ぶと、窓が破られるリスクを大幅に減らせます。

また、外から内窓が付いていることが見えるだけで、侵入者が「侵入しにくい・侵入に時間がかかる」と判断して、諦める効果もあります。

省エネ性アップ

断熱性が高まると、外気温の影響を受けにくく、空調された温度を長時間維持できるため、光熱費削減という効果をもたらします。

省エネ性を重視する場合には、家中の窓に内窓をつけることをおすすめします。




窓・ドアでお悩みの方は“窓一番”へご相談を

経験豊富な施工スタッフ

私たち“窓一番”は、1966年創業以来、お客様の窓・ドアに関する多くのお悩みを解決してきました。

長きに渡って多くの方にお選びいただいてきた理由は、4つの“強み”があるからです。

「窓一番」の強み

●窓や玄関ドアなどのアルミサッシ取扱量は埼玉県内有数の多さで、多くの施工実績があります。

●資材メーカーとの直接取引と自社施工によって、リーズナブルな価格でご満足いただけるプランをご提案できます。

●自信を持って工事を行なっているため、独自の施工保証は「5年間」です。(※製品はメーカー保証対象)

●同グループ内にリノベーションやリフォームを専門に行なっている部門があるため、付帯工事からフルリノベーション、インテリアデザインのコーディネイトまでまとめてお任せいただけます。


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