風もないのに窓がガタガタする原因と対策|DIY補修方法や使える補助金を解説

静かな室内で、突然窓から「ガタガタ」という音が聞こえると、思わず「なぜだろう?」と気になってしまうものです。
風が吹いていないのにこのような音が鳴る場合は、何かしらの異常や環境の変化が影響している可能性が高いです。
そこで今回は、風もないのに窓がガタガタするときの原因と対策、リフォームの際に活用できる補助金について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
● 「風もないのに窓がガタガタ鳴る」原因を、気流・劣化・構造の視点からわかりやすく解説します。
● DIYでできる対策から、内窓・窓交換による本格的なリフォーム方法、補助金の活用例まで紹介します。
● 窓リフォームは、1966年創業以来埼玉県随一の「玄関ドア・内窓・外窓工事」施工事例数を誇る“窓一番”にお任せください。
目次 [非表示]
風もないのに窓がガタガタうるさい|まずは気になり始めたタイミングを振り返る

まずは、窓のガタガタ音がする状況を振り返ることで、原因を探る手がかりになります。
「いつ・どこで・どんなふうに」音が発生しているかを把握することで、適切な対策がとりやすくなるのです。
例えば、夜間だけ音がする場合は、気温差による空気の流れが関係していることがあります。
もしくは、夜間に周囲が静かになることで、わずかな振動音が目立っている可能性も高いです。
換気扇を止めたとたん音がピタッと止まるようなら、室内外の気圧差による気流の影響なども考えられます。
風もないのに窓がガタガタする原因

ガタガタ音が気になる状況を整理できたら、次はその原因を絞り込んでいきましょう。
ここからは、風もないのに窓がガタガタする場合に考えられる主な原因を解説していきます。
サッシや窓枠が古くなっている
窓枠やサッシが古くなると、ガタガタ音が発生しやすくなります。
長年の使用によって、固定部分が緩んだり、フレームが歪んで隙間ができたりするためです。
特に木製の窓枠は、湿気や乾燥の影響を受けやすく、季節の変化によって伸び縮みします。
その結果、反りやひび割れが生じて、窓全体の安定性が低下します。
こうした劣化が進むと、わずかな振動でも窓が共鳴しやすくなり、ガタガタと音が鳴ることも少なくないのです。
隙間風で気密性が下がっている
窓まわりの気密性が低くなると、隙間から入ってくるわずかな風でも窓が揺れやすくなります。
特に冬場など外気との温度差が大きい時期は、室内外の気圧差によって空気の流れが起こりやすく、ガタガタという音が発生することがあります。
周辺部材が劣化している窓や施工時の精度が低い窓では、ほんの少しの風でも振動を伝え、結果として不快音の発生につながってしまうのです。
建付けの歪みやズレがある
住宅は、経年劣化や地震の影響により、少しずつ構造に歪みが生じていきます。
その影響で窓枠がズレると、窓ガラスが本来の位置にはまらなくなり、閉めた状態でもガタつきを感じるようになるのです。
特に引き違い窓などでは、窓の滑りが悪くなったり、開け閉めの途中でひっかかったりするような感覚が出ることがあります。
こうした違和感がある場合は、窓の建付けがズレていないか、専門業者に点検を依頼するのがおすすめです。
低周波音の影響で窓がわずかに振動している
大型トラックの走行音や、近くの工場で稼働する機械音などから発せられる低周波音は、窓に影響を与えることがあります。
低周波音とは、20Hz以下の人の耳には聞こえにくいほど低い音で、目には見えないほど小さな振動を引き起こすのが特徴です。
こうした振動が窓ガラスやサッシに伝わると、わずかに揺れが発生し、ガタガタという音の原因になることがあります。
静かな夜などは特に気になりやすいため、気密性の高い窓への交換や内窓の設置を検討するのがおすすめです。
室内の空気の流れが影響している
室内の空調環境も、窓のガタガタ音に影響を与えることがあります。
静かな夜間には、その音がより目立って聞こえてしまうのです。
例えば、エアコンやサーキュレーターの風が窓に直接当たると、風圧によってガラスや窓枠がわずかに振動し、ガタガタという音が発生することがあります。
風が強くなくても、同じ方向から風が当たり続けると、一定のパターンで振動が起きやすくなります。
気密性の低い窓や劣化が進んだサッシでは、このような影響を受ける可能性が高いです。
窓がガタガタするときの対策と直し方

ここからは、身近な道具を使った、窓がガタガタするときの対策・直し方を紹介します。
DIYで対応できる方法が多いため、専門業者に依頼する前に試してみるのもおすすめです。
隙間テープで振動を防止する
市販の隙間テープを使えば、手軽に応急処置をすることが可能です。
貼るだけで窓まわりの気密性が高まり、振動や隙間風を抑える効果が期待できます。
100円ショップなどでも手に入るため、費用をかけずに試せるのも魅力です。
四辺すべてに隙間が発生しているケースもあるため、施工の際は見落としがないように気を付けましょう。
〈おすすめコラム〉
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防音シートや防振マットを使う
窓のガタガタ音の軽減には、防音シートや防振マットを使うのも効果的です。
窓ガラスに防音シートを貼ると、外部の音の反響を抑えることができ、室内に響く音を和らげてくれます。
また、窓枠の下部やサッシの接地部分に防振マットを敷くことで、窓枠そのものの揺れを軽減する効果もあります。
いずれも両面テープで貼るだけの簡単なタイプが多く、特別な工具がなくても手軽に取り付け可能です。
換気や空調の風向きを見直す
エアコンや換気扇の風が窓に当たらないよう、風向きを調整するだけでも音が軽減されることがあります。
可能であれば風量も弱めに設定し、風が集中しないように部屋のレイアウトを工夫するのも一つの方法です。
風の通り道を変えることで、ガタガタ音がぴたりと止まることもあります。
簡易内窓やパネルで二重窓にする
市販のアクリル板や断熱パネルを使って、既存の窓の内側に簡易的な「もう一枚の窓」を設置する方法もあります。
DIYで取り付けが可能な商品も多く、気密性・遮音性ともに向上します。
断熱効果もあるため、冬場の寒さ対策としても利用可能です。
窓がガタガタするときのリフォーム費用の目安

DIYで解決できないほど窓のガタつきがひどい場合、根本的な改善には「内窓の設置」や「窓そのものの交換」といったリフォームが必要になるケースもあります。
このようなリフォームは、気密性や防音性の向上にもつながるため、再発防止にも効果的です。
ここからは、内窓リフォーム、窓交換リフォームをする際の費用の目安について紹介します。
内窓リフォーム
既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付けることで、気密性を高め、外からの音や振動を抑える効果が期待できます。
メーカーによって料金も上下するため、以下を参考にしてください。
・LIXIL「インプラス」を設置した場合
内容 | 費用の目安(税別) |
---|---|
引き違い窓(2枚建) Low-E複層ガラス W1000mm・H600mm | 製品代:35,010円/セット 工事費:50,000円(“窓一番”の場合) 小計:85,010円 |
・三協アルミ「プラメイク」を設置した場合
内容 | 費用の目安(税別) |
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引き違い窓(2枚建) Low-E複層ガラス W1000mm・H600mm | 製品代:29,410円/セット 工事費:50,000円(“窓一番”の場合) 小計:79,410円 |
※上記費用は税別価格
※“窓一番”へご相談いただいた場合(2025年6月時点の価格)
窓交換リフォーム
窓枠やサッシなどの歪みが大きい場合は、窓そのものを交換することで改善するケースも多いです。
Low-E複層ガラスなど断熱性の高い窓にすると、結露なども抑える効果が期待できます。
・YKK AP「マドリモ」を設置した場合
内容 | 費用の目安(税別) |
---|---|
引き違い窓 2枚建(半外付) W1000mm・H600mm 樹脂窓 引き違い窓(ジョイント枠) Low-E複層ガラス | 製品代:213,000円/セット(窓本体 208,760円 + 網戸 4,240円) 工事費:30,000円(“窓一番”の場合) 小計:243,000円 |
※上記費用は税別価格
※“窓一番”へご相談いただいた場合(2025年6月時点の価格)
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【窓交換リフォーム】方法と効果や費用目安、補助金についても
窓のサッシの種類と特徴|選び方のポイントや窓の種類一覧も紹介

窓のガタガタ改善リフォームは補助金制度も活用できる

リフォームを検討する際に「費用がネックで踏み切れない…」と感じる方も多くいらっしゃいます。
そんなときに心強いのが、各種補助金制度です。
「先進的窓リノベ事業2025」補助金の内容と申請方法
「先進的窓リノベ事業2025」は、住宅の断熱性能を向上させる目的で国が推進している補助制度です。
対象の高性能な断熱窓に交換することで、補助金が支給されます。
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 5万円以上の既存住宅の断熱窓への改修工事 (例:内窓設置・外窓交換・窓ガラス交換・玄関ドア交換) ※その他詳細な要件あり |
補助額 | 最大200万円 |
申請方法 | 工事を担当するリフォーム会社を通じて申請 |
この制度をうまく活用すれば、快適性と省エネ性を高める本格的なリフォームをお得に実現することが可能です。
ただし、補助を受けるには一定以上の断熱性能を持つ製品を使用する必要があります。
また、玄関ドアの交換で補助金を利用する場合は、窓の工事と同一契約内で行うことが条件となっています。
補助金の対象となる工事には詳細な要件が定められているため、公式ページを確認しておきましょう。
各自治体の補助制度
国の制度に加え、都道府県や市区町村単位でも、窓の断熱改修・防音対策に対する補助制度を設けていることがあります。
<例>
- 断熱性能向上に対する工事費用を補助
- 子育て世帯・高齢者世帯への優遇措置
- 防音サッシ設置等の工事費用の助成(飛行場周辺など定められた区域に限る)
制度の内容や申請条件は自治体ごとに異なるため、公式サイトや窓口で事前に確認しましょう。
国の補助金と併用できるケースもあるため、うまく活用すれば自己負担を大幅に抑えることが可能です。
参考:クールネット東京|既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア)
参考:東京都|建設局トップ>道路>沿道環境の整備>防音工事助成

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