内窓・二重窓のデメリットとは|後悔や失敗を回避するポイント、メリットも解説

内窓・二重窓のデメリットとは|後悔や失敗を回避するポイント、メリットも解説

内窓・二重窓にはどんなデメリットがある?」と疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。

内窓・二重窓で後悔しないためには、メリットだけではなくデメリットを踏まえておくことも大切です。

そこで今回は、内窓・二重窓のデメリットを“窓リフォーム”のプロが解説します。

この記事を読むと、内窓・二重窓がご自身の考えに合うか判断するヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●内窓・二重窓の特徴、デメリット・メリットを解説します。

●内窓・二重窓で後悔や失敗を回避するポイントをご紹介します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。



内窓・二重窓とは

内窓・二重窓とは

「内窓」とは現在ある窓の内側に新たに設置する窓のことで、「二重窓」「二重サッシ」と呼ばれる場合もあります。

内窓・二重窓にすると外窓と内窓の間に空気層が生まれるため、以下の効果を期待できるのが魅力です。

  • 断熱性が向上する
  • 防音性がアップする
  • 窓の結露を予防できる


なお、「内窓・二重窓」と「複層ガラス」は別物なので、リフォームを考える際には注意しましょう。

「複層ガラス」は1つのサッシに2枚のガラスがはめられていますが、内窓・二重窓は窓そのものが2つあります。




内窓・二重窓のデメリット

内窓・二重窓のデメリット

内窓・二重窓のデメリットをご紹介します。

リフォームしてから「イメージと違う」とミスマッチを感じないためにも、内窓・二重窓のデメリットをチェックしましょう。


開閉や掃除の手間が増える

内窓・二重窓は窓が2枚あるため、開閉や掃除の作業も2倍になり、手間がかかるのがネックです。

頻繁に出入りする窓を二重窓にすると、「毎回の開け閉めが面倒に感じる」「物を持って出入りしづらい」と後悔を感じる可能性があります。

また、ガラスの掃除面積が増えるのはもちろん、外窓と内窓の間のスペースが狭く掃除しにくいのもデメリットです。


「狭くなった」と感じるケースがある

現在の窓の内側に内窓・二重窓を設けることから、「部屋が狭くなった」と感じるケースがあります。

具体的には窓際が10cm程度狭くなるとされており、サイズの大きな窓を内窓・二重窓にすると、室内の開放感を損なう場合があるため注意しましょう。

加えて、窓枠部分に小物などを置けなくなる可能性が高く、前提にしてリフォームを進める必要があります。


カーテンの位置変更が必要な可能性がある

設置する内窓・二重窓と既存のカーテンが干渉するために、カーテンの位置変更を求められるケースがあります。

カーテンの位置変更によって室内印象が変わる場合もあり、事前のシミュレーションが必須です。

また、現在よりも高い位置にカーテンを再設置すると、丈が足りなくなる可能性もあります。


設置箇所が少ないと効果を感じにくい

内窓・二重窓を1箇所のみに施工するなど、設置箇所が少ないと効果を感じにくくなります。

これは、同じ部屋・階で内窓・二重窓を設けていない窓から外気の影響を受けるためです。

内窓・二重窓の効果が得られないと、「室内の暑さ・寒さが改善されない」「光熱費が思ったように減らない」といった後悔を感じやすいので、設置箇所は慎重に決めましょう。


設置費用が高額になる場合がある

内窓・二重窓の効果を最大限に引き出すには、部屋・階・住宅全体に設置する必要があるので、リフォーム費用が高額になる場合があります。

ただし、費用を抑えるために設置箇所を減らすと、前述したように期待した効果を得られません。

また、高性能な内窓・二重窓を多く用いる場合も予算オーバーを招きやすいため、製品選びにも注意が必要です。


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内窓・二重窓のメリット

内窓・二重窓のメリット

続いて、内窓・二重窓のメリットを解説します。

内窓・二重窓を取り入れるなら、メリットを最大限に活かしましょう。


断熱性が向上する

内窓・二重窓を設置することで外窓と内窓の間に空気層ができるため、外気の影響を受けづらくなります。

住宅の断熱性が向上すると、室内の暑さ・寒さを軽減できる可能性があり、快適性がアップするのがメリットです。

ただし、内窓・二重窓による断熱効果は、サッシの素材やガラスの種類によっても異なります。


結露を防止できる

内窓・二重窓によって住宅の断熱性が向上すると、窓の結露を防止できます。

結露を拭き取る手間を減らせるのはもちろん、カビの発生を防げるのも大きなメリットです。

また、結露で建材が腐食・劣化するリスクも軽減できるため、住宅の長寿命化にもつながります。


光熱費の削減につながる

内窓・二重窓で住宅の断熱性が高まれば、冷暖房効率がアップして光熱費の削減に役立ちます。

加えて、暖冷房によって発生するCO2の排出量を抑えられるため、環境への負荷を減らせるのも嬉しいポイントです。

「光熱費を減らしたい」「環境へ配慮した住宅にリフォームしたい」と考える方に、内窓・二重窓の設置が向いています。


防音性がアップする

内窓・二重窓を設置すると、外窓との間に空気層ができることで住宅の防音性がアップします。

防音性が高まれば室外からの音が室内に伝わりづらくなるため、騒音によるストレスを軽減できるのが魅力です。

また、室内の音も室外へ漏れにくくなるので、プライバシー保護にもつながります。


防犯性が高まる

窓が2枚ある「内窓・二重窓」は侵入しづらい印象を与えるため、住宅のセキュリティアップにつながるのがメリットです。

空き巣などが侵入を試みる場合にも、窓を2枚破壊するのに時間がかかるので、途中であきらめる可能性が高まります。

より防犯性を高めたい場合には、割れにくいように加工された「防犯ガラス」を選択するのもおすすめです。




内窓・二重窓で後悔や失敗を回避するポイント

内窓・二重窓で後悔や失敗を回避するポイント

最後に、内窓・二重窓で後悔や失敗を回避するポイントをお伝えします。


デメリットを踏まえて設置を決める

内窓・二重窓を設置するうえでは、「開閉や掃除が手間になる」などのデメリットは避けられないので、念頭に置いてリフォームを決めましょう。

カーテンの位置変更なども踏まえて、部屋がどのように変化するかシミュレーションしておくと、デザイン面でのミスマッチを回避できます。

なお、「開閉や掃除の手間を増やしたくない」と考える場合には、窓ごと交換する方法もあるので、リフォーム業者に相談してください。


サッシやガラスの性能にもこだわる

内窓・二重窓で住宅の断熱性や防音性を高めるには、窓のサッシやガラスの性能にもこだわることが重要です。

例えば、窓のサッシには以下の種類があります。

  • 木製サッシ
  • オール樹脂サッシ
  • アルミ樹脂複合サッシ
  • アルミサッシ


上記のなかで断熱性が高いのは「木製サッシ」や「オール樹脂サッシ」で、断熱性が低いのは「アルミサッシ」です。

また、窓ガラスは1枚で構成された「単板ガラス」よりも、ガラスが2枚の「複層ガラス」やガラスが3枚の「トリプルガラス」のほうが高い断熱性を持っています。

地域の気候によっても選ぶべきサッシ・ガラスが異なるため、リフォーム業者に相談してから製品を決めましょう。


補助金を活用して費用負担を軽減する

内窓・二重窓の設置にかかる費用負担を軽減するためにも、自治体や国の補助金を積極的に活用しましょう。

補助金には期限や予算の上限が設けられているのが一般的なので、リフォームを検討し始めた段階で利用できる補助金がないか確認してください。

また、予算内にリフォームを実施するには、内窓・二重窓を設置したい部屋・階について優先順位をつけておくことも大切です。


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