内窓リフォームの費用と工事内容を徹底解説|戸建住宅・マンションの違いについても

内窓


住まいの省エネ性・断熱性を高めると注目されている“内窓(インナーサッシ)リフォーム”ですが、工事を検討する際に気になるのが費用ですよね。

「内窓を設置したいけど、いくらかかる?」

「インナーサッシを取り付けるには、どのくらい時間がかかる?どんな工事をするの?」

そうお考えの方も多いでしょう。

そこで、今回は窓工事のプロが「内窓リフォーム」の費用と工事内容を徹底解説します。

補助金などの気になる疑問についてもお答えしますので、工事を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

このコラムで分かること

●内窓リフォームの費用は、既存窓サイズやガラスの仕様、施工場所などによって変動します。

●内窓リフォームは、現地調査から完了まで1ヶ月〜1ヶ月半程度かかるのが通常です。

●内窓リフォームをする際は、合わせて補助金や減税制度の活用をご検討ください。

●“窓一番”は、1966年創業以来、「内窓工事」・「窓リフォーム」・「玄関ドア工事」を数多く手がけてきた実績があります。



内窓リフォームの費用目安はどのくらい?

内窓リフォームの工事費用は、以下の条件によって変わります。

  • 設置する場所の環境
  • 既存窓の大きさ
  • 既存窓枠の奥行き
  • 既存窓の開閉方式
  • 内窓の開閉方式
  • 内窓のガラス種


一般的な腰窓・掃き出し窓の場合の「内窓製品価格」は、以下の通りです。

2枚引き違い・腰窓
(幅180cm・高さ90cm)
2枚引き違い・掃き出し窓
(幅180cm・高さ180cm)
単板ガラス32,000円〜74,000円〜
複層ガラス
(ペアガラス)
45,000円〜94,000円〜
Low-Eガラス54,000円〜154,000円〜


こちらに別途「5〜7万円程度/ヶ所」の取り付け施工費がかかるため、1ヶ所あたりの総費用は、「6〜30万円」程度で収まるのが通常です。

ただし、既存窓枠の奥行きが極端に小さい場合、そのままでは内窓がつけられません。

そのため、オプション部材として「ふかし枠」と呼ばれるパーツが必要です。

ふかし枠とは、既存窓枠に取り付けて奥行を増やすための部材で、内窓設置に必要な奥行きがない場合でも、既存窓枠を取り替えることなく内窓が設置できます。

ふかし枠が必要な場合は、材料・工賃合わせて「プラス3〜5万円程度」かかるため、注意してください。
 

ポイント

“窓一番”の「内窓リフォームお見積もりサービス」では、下記の情報を入力するだけで、お名前や連絡先などを入力せずに、概算金額が分かります。

・お好みの内窓メーカー(三協アルミ、YKKap、LIXIL)
・施工場所(洋室、和室、トイレ、浴室など)
・窓タイプ(2枚引き違い、4枚引き違い、FIX、開き、テラス窓)
・お好みのガラス種(単板、複層、Low-E、それぞれ透明と型板)
・ふかし枠の有無(オプション)
・既存窓のサイズ(横幅、高さ)


私たち“窓一番”では、施工箇所数などに応じて、以下のお得なキャンペーンをご用意しています。

  • 玄関ドアや勝手口と同時施工で「20,000円OFF」
  • 平日の工事で「5,000円OFF」
  • 施工写真掲載とアンケート回答へのご協力で「5,000円OFF」
  • 現地調査の際にご契約いただくと「20,000円OFF」
  • 内窓や玄関ドアなどの製品代金合計が25万円を超えると「工事費が無料」(玄関ドア・勝手口ドアのみの場合は対象外)


まとめて工事をご依頼いただきますと、とてもお得に内窓リフォームができますので、ぜひお気軽にご相談ください。




内窓リフォームの工事手順や期間の目安は?

内窓リフォームの工事手順と作業時間

内窓の工事は、住宅リフォームの中でも比較的手軽にできるため、「部屋を空にするのは面倒」「長期間、施工スタッフの人が出入りするのは憂鬱」という方でも、安心してご依頼いただけます。

では、ここで一般的な内窓リフォームの手順を紹介します。

現地調査・採寸
(10分程度/ヶ所)

まずは、施工スタッフがご自宅へ伺って、既存窓のサイズを細かく採寸し、そのほか作業の支障となる要因がないかチェックします。

窓のサイズや場所にもよりますが、一カ所あたり10分程度で調査完了となるのが通常です。

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メーカーによる内窓製作
(2週間〜1ヶ月)

ご契約後にメーカーへ内窓を発注します。

大体発注から納品まで2週間〜1ヶ月程度です。

ただし、補助金受付締切間近の時期や、寒くなり始める時期は、注文が集中するため、それ以上に納期がかかる可能性もあります。

そのため、期間には余裕を持っておきましょう。

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現場養生
内窓サッシ搬入

内窓が納品されたら、いよいよ現地での取り付け作業を行います。

内窓リフォームは既存解体や大掛かりな木工事などが必要ないため、それほどホコリなどは出ませんが、工具などを置くため、床などに養生を施します。

養生が整ったら、内窓サッシを現地へ運び入れます。

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ふかし枠設置
(〜30分程度/ヶ所)

既存窓枠の奥行きによっては、枠幅を足す部材である「ふかし枠」を設置します。

加工はほぼ必要なく既存窓枠へ設置するだけなので、それほど作業時間はかかりません。

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内窓設置
(30分〜1時間程度/ヶ所)

内窓は、既存窓枠のサイズに合わせてメーカーで製作されるため、基本的に現場加工の必要はありません。

付属のビスで既存窓枠にインナーサッシ枠を取り付ける作業を行います。

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最終チェック
清掃・片付け

内窓の建て付けに問題はないかなどを最終確認して、養生を撤去し、清掃して完了です。



以上が標準的な内窓リフォームの手順です。

複数窓へ内窓を設置する場合でも、現地調査から全て工事が完了するまでに、大体1ヶ月〜1ヶ月半程度見ておくと良いでしょう。

ただし、時期によってはもう少し期間がかかる可能性がありますし、補助金によっては、申請が受理されるまで工事ができないものもあります。

そのため、決まった時期までに内窓を設置したい場合は、早めに施工会社へ問い合わせましょう。




内窓リフォームのメリット・デメリットは?

内窓を設置する際の注意点

内窓リフォームを検討する方は多いですが、ここで改めてそのメリットとデメリットについて詳しく見てみましょう。

メリット

「断熱性アップ・結露軽減」

内窓を設置すると、既存外窓との間に、大きな空気層ができ、そこが断熱層の役割を果たします。

アルミニウムよりも熱伝導率の低い樹脂製サッシ枠と複層ガラスや真空ガラスを組み合わせると、高い効果を得られます。

また、室温を快適な状態に保てるだけではなく、室内外の温度差による窓の結露も軽減できる点もポイントです。

結露を防げると、壁紙などのカビを防止しシックハウス症候群の発症を抑えられる他に、柱などの木部を腐朽やシロアリから守れます。


「紫外線カット」

内窓へ入れるガラス種類によっては、紫外線もある程度ブロックできます。

断熱・遮熱性能が高いLow-Eガラスですと、太陽光に含まれる紫外線を70%もカットできるというデータがあるほどです。

そのため、小さいお子さんのいるご家庭や、家具や内装材の日焼けが気になる方におすすめします。


「防音・遮音性アップ」

内窓を付けると窓が二重になるため、外部からの騒音や室内からの音漏れを軽減できます。

ただし、単に内窓を設置しただけでは十分な効果を得られませんので、防音・遮音効果の高いガラスをご採用ください。


「防犯性アップ」

窓が二重になるので、その分外部からの侵入を防げます。

また、外から内窓が付いていることがわかると、不審者がそこからの侵入を断念する傾向もあるため、抑止力としても効果的です。

特に防犯性を重視する場合は、破られても貫通しない防犯合わせガラスをおすすめします。


「省エネ性・経済性アップ」

内窓リフォームによって断熱性が高まると、冷暖房効率が上がり、その分省エネにつながる点もポイントです。

また、一度適温に調節された室内を長時間キープする効果も期待できるため、無駄なエネルギーを使わずに済み、電気代などの節約が期待できます。


デメリット

「部屋内の窓すべてに設置しなければ効果がない」

ひと部屋に複数の窓がある場合は、必ず全てへ内窓を設置しましょう。

「大きい窓だけ内窓をつければいい」と思われがちですが、内窓を設置しない窓に熱の出入りが集中し、局所的に結露がひどくなる可能性があります。


「目的に合わせたガラスを選ばなければ効果は少ない」

内窓に入れるガラス種別によって、もたらされる効果は異なります。

そのため、まずは内窓を設置する目的を明確にして、それに合うガラスを選びましょう。

単板ガラス
(1枚ガラス)

最もお求めやすいガラスですが、特に機能を備えていないため、断熱・遮熱・防犯の効果はそれほど高くありません。


複層ガラス
(ペアガラス)

2枚のガラス間にある空気層によって、断熱効果があります。


合わせガラス

2枚のガラス間に“中間膜”を挟んだタイプで、仕様によって防犯用や防音・遮音用などに分かれます。

ただし、2枚のガラスを貼り合わせるため、空気層はなく、断熱効果は複層ガラスよりも劣ります。


Low-Eガラス

ガラス間の空気層が真空なので、熱も音も通しにくく、高い断熱性・防音遮音性が期待できます。

ただし、ガラス破り防止の中間膜はないため、防犯性はそれほど高くありません。


〈おすすめコラム〉

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内窓リフォームに使える補助金・減税制度

こどもエコすまい支援事業

内窓リフォーム、特に断熱性・省エネ性を目的とした工事は、補助金の支給対象となる可能性があります。

ただし、注目度が高いことから、既に本年度分の受付を締め切っている事業も多いため、補助金を利用して内窓リフォームをしたい方は、事前に詳細を施工会社へ確認してください。


【こどもエコすまい支援事業】※2023年度終了・2024年再開予定

当初は、2023年12月31日が申請締め切りでしたが、申請額が予算額に達したため、既に受付は終了しています。

ただし、既に来年度に同等の補助事業が実施されることが内定しているため、詳細をチェックしておきましょう。

補助金額

上限30万円/戸
(リフォーム工事の内容によって、それぞれの金額を合算)


対象要件


※2024年の補助事業実施については、変更される可能性があります。ご了承ください。


次世代省エネ建材支援事業】※2023年度終了・2024年度再開の可能性あり


2023年度(令和5年度)「次世代省エネ建材支援事業」は、既に予算額に達したため終了しています。

ただし、2017年より毎年実施されている事業であるため、2024年度も再開される可能性は高いでしょう。

補助金額
(窓断熱プランの場合)

補助対象工事にかかった費用の1/2以内(上限150万円)が支給されます。


対象要件
(窓断熱プランの場合)

  • 申請者がリフォーム対象住宅の所有者であること
  • 全ての窓と玄関ドアを本事業に登録されている製品へ取り替えること
  • 完了後に、効果検証のアンケート調査に協力すること



※2024年の補助事業実施については、変更される可能性があります。ご了承ください。



長期優良住宅化リフォーム推進事業】※2023年度終了・2024年度再開の可能性あり


「長期優良住宅化リフォーム推進事業」も、2023年度分は既に予算額に達したため終了していますが、2024年度も引き続き実施される可能性が高いです。

長期優良住宅とは、長きに渡って快適に住み続けられるための工夫がされている住宅で、認定を受けると、税控除や住宅ローンの金利引き下げなどの対象になります。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、既存住宅の長期優良住宅化を目的に、長寿命化・省エネ化などの性能向上リフォームや、子育て対応リフォームなどに支援を行う制度です。

補助金額

補助対象工事にかかった費用の1/3以内(上限100〜250万円)が支給されます。


対象要件

  • 工事前にホームインスペクション(住宅診断)を受けること
  • 工事前に維持保全計画とリフォーム履歴が分かる資料を作成すること
  • 「性能向上に資するリフォーム工事」「三世代同居対応改修工事」「子育て世帯向け改修工事」「防災性の向上改修工事」「レジリエンス性の向上改修工事」のどれかを行うこと
  • リフォーム後の住宅が一定の性能基準を満たすこと
(引用:国立研究開発法人 建築研究所|長期優良住宅化リフォーム推進事業


※2024年の補助事業実施については、変更される可能性があります。ご了承ください。



【各自治体の補助事業】※埼玉県の場合


都道府県・市区町村で独自の補助金を用意しているところもあります。

内窓リフォームが補助金の対象となる可能性があるのは、「住宅改修に係る補助金」もしくは「省エネ関連の補助金」です。

工事を検討する際は、事前に役所や施工会社へ相談しましょう。

ここでは、私たち“窓一番”の施工エリアである埼玉県内の自治体による補助事業(抜粋)を紹介します。


事業ごとに、申請者の年齢や所得制限、工事内容など、条件が異なるので、注意しましょう。

上記以外の自治体でも、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)」で、ぜひお住まいの地域を確認してみてください。

ポイント

事業によっては、内窓リフォームだけでは補助金がもらえないものもあり、家のトータル的な断熱改修が必要な可能性もあります。

そのため、補助金をもらって家の断熱性能を上げたい方は、窓工事以外も対応できる会社へ相談しましょう。

“窓一番”は、「内窓工事」・「窓リフォーム」・「玄関ドア工事」だけではなく、同グループ会社にフルリノベーションできるチームもいるため、あなたのマイホーム計画を丸ごとサポートできます。




減税制度

補助金と併せてぜひ活用してほしいのが、「減税制度」です。

内窓リフォームをして、さらに国が定めた基準を満たせば、所得税や固定資産税の減税措置が受けられる可能性があります。

詳細は、管轄の税務署などへご確認ください。

〈関連ページ〉

国土交通省|省エネ改修に関する特例措置

国土交通省|バリアフリー改修に関する特例措置


内窓リフォームは戸建住宅とマンションで違う?

内窓設置


内窓リフォームは、一戸建て住宅とマンションを比べても、基本的に工事費用や工事内容は変わりません。

「窓は共用部分だから工事できない」という情報を聞いたことがあるかもしれませんが、内窓を設置する既存窓の木製枠は、専有部分に該当するのが通常です。

そのため、区分所有者の意思でそこに内窓をつけて問題になることは基本的にありません。

ただし、マンションの場合は、管理規約によって仕様が制限されたり、工事できる曜日や時間帯が決められていたりする可能性があります。

また、一日で終わるリフォーム工事でも、管理組合への事前工事申請が必要になるため、その場合は工事許可が降りるまで2週間〜1ヶ月程度かかるかもしれません。

マンションの場合は特に期間に余裕を持って施工会社へ相談しましょう。






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経験豊富な施工スタッフ


私たち“窓一番”は、1966年創業以来、お客様の窓・玄関ドアに関する多くのお悩みを解決してきました。

長きに渡って多くの方にお選びいただいてきた理由は、4つの“強み”があるからです。

「窓一番」の強み

●玄関ドアや窓などのアルミサッシ取扱量は埼玉県内有数の多さで、多くの施工実績があります。

●資材メーカーとの直接取引と自社施工によって、リーズナブルな価格でご満足いただけるプランをご提案できます。

●自信を持って工事を行なっているため、独自の施工保証は「5年間」です。(※製品はメーカー保証対象)

●同グループ内にリノベーションやリフォームを専門に行なっている部門があるため、付帯工事からフルリノベーション、インテリアデザインのコーディネイトまでまとめてお任せいただけます。


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