結露しない窓へのリフォーム費用|断熱窓の効果や相場、使える補助金についても解説

毎朝、びっしり結露で濡れた窓にうんざりしている方へ。

結露は放っておくとカビやダニの原因になり、健康への影響も心配です

そこで今回は、結露しない窓にリフォームするための費用相場や施工方法、補助金の活用法までわかりやすく解説します。

窓の結露にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●結露を防ぐには「断熱窓へのリフォーム」が効果的です。内窓の設置や断熱ガラスへの交換など、主な工法と費用相場を詳しく紹介します。

●窓のリフォームに活用できる補助金の制度内容や注意点を解説します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。

結露しない窓へのリフォームの種類・費用目安

結露を防ぐためには、窓の断熱性能を高めるリフォームが効果的です。

ここからは、代表的なリフォームの種類と費用の目安について解説します。

内窓の設置

内窓の設置は、既存の窓の内側に「もう一枚の窓」を追加するリフォームです。

断熱性と防音性が一気に向上し、結露対策としても非常に有効です。

冬の冷えや結露に悩んでいたご家庭では、設置後すぐに効果を実感する声も多く聞かれます

工期も1日で済むことがほとんどで、手軽に始められるのも魅力です。

費用は窓のサイズや選ぶガラスによって変わるため、以下を参考にしてください。

・リクシル「インプラス」の製品価格(税抜)

ガラスの種類2枚引き違い・腰窓
(幅180cm・高さ90cm)
2枚引き違い・掃き出し窓
(幅180cm・高さ180cm)
単板ガラス33,610円~63,720円~
複層ガラス(ペアガラス)44,810円~93,130円~
Low-Eガラス91,020円~192,560円~

※上記費用は税別価格
※“窓一番”へご相談いただいた場合(2025年6月時点の価格)

工事費は内容に応じて数万円かかりますが、補助金の活用で実質負担を抑えることも可能です。

詳しくは“窓一番”へお気軽にご相談ください。

断熱ガラスへの交換

窓のガラスだけを断熱性の高いものに取り替える方法もあります。

既存のサッシをそのまま使えるため、コストを抑えつつ性能を高めたい方におすすめです。

冷気の侵入を減らすことで、窓の表面温度が下がりにくくなり、結露の発生も抑えられます

リフォームの手軽さと費用対効果のバランスが良く、マンションなどでも選ばれる施工方法です。

・YKKAPの「マドリモ」の製品価格(税抜)

ガラスの種類2枚引き違い・腰窓
(幅180cm・高さ90cm)
2枚引き違い・掃き出し窓
(幅180cm・高さ180cm)
Low-Eガラス254,660円~422,450円~

※YKKAPの「マドリモ」は、Low-Eガラスのみの取り扱い
※上記費用は税別価格
※“窓一番”へご相談いただいた場合(2025年6月時点の価格)

ガラス交換も内容に応じて数万円程度の工事費がかかる場合が多いですが、無料になるケースもあります。

詳しくは“窓一番”へお気軽にご相談ください。

古い窓枠・窓サッシの交換

築年数が古く、窓枠やサッシそのものに劣化が見られる場合は、窓全体をまるごと交換する方法が有効です。

1箇所あたり5万〜30万円が目安となりますが、気密性・断熱性の両方が大きく向上します。

サッシが歪んでいたり、すき間風が入り込んだりしているような場合でも、根本的な改善につながります

施工には数日かかることが多いですが、長期的に見れば快適性とランニングコスト削減に大きく貢献します。

断熱効果が高い窓が結露しにくい理由

断熱効果が高い窓が結露しにくい理由

結露を防ぐには、窓の断熱性能を高めることが重要だとお伝えしました。

では、なぜ断熱性能を高めると結露が発生しにくいのでしょうか。

ここからは、断熱窓が結露に強い仕組みを3つの観点から解説します。

冷えた空気を窓に伝えにくくするから

断熱性の高い窓は、外の冷気が室内に伝わりにくいため、結露を抑えるのに効果的です。

その理由は、内窓の設置や樹脂サッシの採用によって、窓まわりの冷え込みが軽減され、室内との温度差が小さくなるためです。

その結果、空気中の水分がガラス面で冷やされにくくなり、水滴が発生しにくくなります。

ガラス表面の温度が下がりにくいから

断熱窓はガラスの表面温度が下がりにくいため、結露の発生を防ぎます。

結露は表面温度が露点(空気の中に含まれた水分が冷えて水滴になる温度)を下回ることで起きますが、複層ガラスや真空ガラスは内部に空気層があり、熱の移動を防ぐ構造になっています。

これにより、外の冷気が室内側に届きにくく、ガラス面の温度が極端に下がるのを防止することが可能です。

窓に水滴がつきにくくなり、視界のくもりや掃除の手間も軽減されます。

そもそも結露が起こる条件を防げるから

断熱性が高い窓にすると、結露の原因そのものを断ち切ることができます。

結露は「湿った空気」と「冷たい面」が重なったときに発生します。

しかし、窓の表面温度が下がらなければ、空気中の水分が水滴に変わることがありません

特に冬場に加湿器を使うご家庭では、断熱窓があるだけで結露の量を大幅に減らせます。

カビやダニの発生リスクも下がり、快適で清潔な室内環境につながります。

〈おすすめコラム〉
結露は“夏・梅雨”も要注意|原因や冬との違い、対策、補助金について解説
結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】|マンションでの対策も解説
サッシの結露防止の対策【窓をきれいにキープ】|原因や簡単にできる対策も紹介

窓のリフォーム費用に影響する3つのポイント

窓のリフォーム費用に影響する3つのポイント

窓のリフォーム費用は一律ではありません。

使用する窓の種類や家の状況によって金額に大きな幅が出るため、見積もり前に費用に影響する3つのポイントを理解しておきましょう。

窓サイズと枚数

リフォーム費用は、窓の大きさや枚数によって大きく変わります。

掃き出し窓のような大型の窓は、腰窓や小窓に比べて材料費・施工費ともに高くなる傾向です。

例えば、同じ断熱ガラスを使っても、掃き出し窓は腰窓の2倍以上の費用がかかることもあります。

あらかじめ家の窓のサイズや数を把握しておくことで、無理のないリフォーム計画が立てやすくなります。

断熱等級

断熱性能が高い窓ほど結露を防ぎやすくなりますが、その分費用も上がる傾向があります。

窓の断熱性は「U値」という指標で表され、数値が小さいほど性能が高いとされています。

例えば、“窓一番”で取り扱っているLIXILやYKKAPの高性能シリーズには、U値1.0以下の製品もあり、優れた断熱効果が期待できます

ただし、こうした製品は一般的なガラスと比べて価格が1.5倍ほどになることも少なくありません。

どこまでの性能を求めるかによって、必要な予算の幅も大きく変わってきます。

施工範囲

施工範囲が広がるほど費用は増えますが、それに見合った断熱効果も得られます

全窓を断熱仕様にすると、家全体の温度が安定し、冷暖房の効率アップも期待できます。

一方で、一部だけのリフォームでは結露や冷気が残る部屋が生じやすく、快適さにムラが出てしまうこともあるのです。

初期費用こそかかりますが、長期的な光熱費の削減にもつながり、費用対効果の高い選択だといえます。

結露しない窓へのリフォームで使える補助金

結露しない窓へのリフォームで使える補助金

断熱窓へのリフォームは費用がかかるものの、国や自治体の補助金を活用すれば、実質的な負担を大幅に減らせます。

ここからは、2025年に利用できる主要な補助金制度とその特徴を紹介します。

先進的窓リノベ2025

「先進的窓リノベ2025」は、断熱窓へのリフォームに特化した国の補助制度です。

主なポイントは以下のとおりです。

  • 高断熱窓のリフォームに対して、1戸あたり最大200万円を補助
  • 製品の種類や性能に応じて補助額が変動
    ・内窓設置:1窓あたり1万〜10万円程度
    ・外窓交換:1窓あたり最大20万円以上の補助も可能
  • 国の基準を満たした高断熱仕様が対象
  • 登録された施工会社による工事が必須
  • 申請には事前の手続きが必要

上限額が大きく、窓の断熱性を向上しながら大幅にリフォーム費用を抑えられます。

施工会社に相談し、積極的に活用しましょう。

〈おすすめコラム〉
速報「先進的窓リノベ事業2025」概要と補助金申請の注意点、2024年からの変更点を解説

子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、省エネ性能の高い住宅リフォームを支援する国の制度で、断熱窓の改修も補助対象に含まれています。

制度のポイントは以下のとおりです。

  • 対象のリフォーム工事に対して、最大60万円を補助
  • 特に優遇されるのは以下の世帯
    ・18歳未満のお子さまがいる世帯
    ・夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯
  • その他の世帯でも、一定の省エネ基準を満たせば補助対象
  • 断熱窓の交換や内窓の設置など、省エネ効果のある工事が対象
  • 登録された施工会社による工事が必須
  • 申請には事前の手続きが必要

家族構成やライフステージに応じて活用しやすい制度なので、該当しそうな場合はチェックしておくと安心です。

また、「先進的窓リノベ2025」との併用も可能です。

ただし、同じ窓に対して両制度を同時に適用することはできません。

制度を上手に組み合わせるには、窓リフォームを「先進的窓リノベ」、その他の設備改修を「子育てグリーン住宅支援事業」で分けるなど、施工内容や契約を工夫する必要があるため注意しましょう。

〈おすすめコラム〉
2025年「子育てグリーン住宅支援事業」の必勝ポイント|概要と補助金申請の注意点を解説

各自治体の補助金

多くの自治体では、国の補助とは別に独自の断熱リフォーム補助制度を設けています

例えば東京都では、断熱改修に対して補助金が用意されており、国の補助金制度と併用できるケースもあります。

補助額は自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体の公式サイトや窓口で最新情報を確認してみましょう。

結露しない窓リフォーム費用を安くする3つのコツ

結露しない窓リフォーム費用を安くする3つのコツ

窓のリフォームは決して安い買い物ではありませんが、少しの工夫で費用を抑えることが可能です。

ここからは、断熱窓リフォームをお得に進める3つのポイントを紹介します。

3社以上から見積もりを取って比較する

費用を抑える第一歩は、複数の施工会社から見積もりを取ることです。

同じ製品・同じ工事内容でも、施工会社によって価格に数万円以上の差が出ることがあります

費用だけでなく、提案内容や対応の丁寧さも比較できるため、信頼できる施工業者を選ぶ判断材料にもなります。

他の断熱リフォームも同時に施工する

外壁や玄関ドアなど、他の部分も同時にリフォームする場合は「足場を共用」できるため、その分コストを削減できます

例えば窓+玄関ドアのリフォームを同時に行えば、足場代だけで3万〜10万円程度安くなることもあります。

断熱性能も一気に向上するため、結露対策としても非常に効果的です。

キャンペーンを活用する

住宅設備メーカーや施工会社では、期間限定のキャンペーンやモニター割引を実施していることがあります。

キャンペーンと補助金と併用できれば、さらに実質負担を下げられる可能性があります。

各社の公式サイトやSNSなどで最新情報をチェックすることが、リフォーム費用を賢く節約するコツです。

【30秒で完了の無料見積もりサービス】窓リフォームは“窓一番”へご相談ください

経験豊富な施工スタッフ

私たち“窓一番”は、埼玉県でトップクラスの「内窓・外窓・玄関ドア交換」工事実績があります

1966年創業以来、埼玉県随一のアルミサッシ取り扱い数を誇っており、戸建住宅からマンションまで窓・玄関ドアに関する多くのお悩みを解決してきました。

連絡先やお名前を記入せず簡単に工事費+製品代の目安が分かる「見積もりシミュレーションサービス」をご利用いただけますので、ご自宅で玄関ドア・窓リフォームの金額を知りたい方はぜひご活用ください。