サッシの結露防止の対策【窓をきれいにキープ】|原因や簡単にできる対策も紹介

サッシの結露防止の対策【窓をきれいにキープ】|原因や簡単にできる対策も紹介

「サッシの結露防止の対策方法が知りたい」「結露を予防して窓をきれいにキープしたい」とお考えの方へ。

サッシの結露はカビ・ダニが発生したり、建物内部に染み込んで腐食したりする原因となるケースもあるので、早めに対応することが重要です。

そこで今回は、サッシの結露防止の対策を“窓リフォーム”のプロがご紹介します。

この記事を読むと、サッシの結露を防いで窓のお悩みを解決するヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●サッシの結露防止の対策を、「簡単にできる」と「リフォームでできる」のケース別にご紹介します。

●「サッシだけ結露しているのはなぜ?」など、サッシの結露防止に関してよくいただく質問を解説します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。


サッシに結露が発生する原因

サッシに結露が発生する原因

窓のサッシに結露が発生する原因は、以下のとおりです。

  • 室内外の温度差が大きい
  • 室内の湿度が高い
  • サッシの断熱性が低い
  • 窓ガラスの結露が垂れている

サッシの結露は、外気の影響によって表面温度が変化したサッシに、室内の湿った空気が触れて空気の温度が低下する際に発生します。

これは、空気には温度が下がると含むことができる水分の量が減少するという性質があり、温度が低下して空気中に内包できなくなった水分が結露として現れるためです。

窓のサッシに結露が発生する環境を、季節ごとにチェックしましょう。

  • 夏場:外気の影響で熱くなった窓に冷房の冷気が触れて空気の温度が下がるため、結露が発生する
  • 冬場:外気の影響で冷たくなった窓に暖かい空気が触れて空気の温度が下がるため、結露が発生する

とくに断熱性の低いアルミサッシは熱の出入りが激しく、外気の影響を受けてサッシの表面温度が変化しやすいため、結露が発生します。

「窓のサッシの結露を防止したい」「結露の掃除の手間を省きたい」という方は、次の章以降でご紹介する「サッシの結露防止の対策」を実践しましょう。


〈おすすめコラム〉
結露は“夏・梅雨”も要注意|原因や冬との違い、対策、補助金について解説
勝手口ドアの内窓が冷気・暑さ対策に効果的な理由|メリット・デメリットや後悔を回避するポイントも解説
窓の断熱リフォームの種類と費用相場|効果や注意点、費用を抑える方法も紹介


サッシの結露防止の対策【簡単にできる】

サッシの結露防止の対策【簡単にできる】

ここでは、簡単にできるサッシの結露防止の対策をご紹介します。

「窓のサッシの結露をすぐに軽減したい」という方は、参考にしてください。


定期的に換気する

室内の湿気を外に逃がして湿度を下げるためにも、定期的な換気を心がけましょう。

窓を2箇所以上開けて空気の通り道をつくったり、換気扇と窓の換気を組み合わせて空気を入れ替えたりすると、効率よく湿気を排出できます。

居室はもちろん以下のスペースは湿気がこもりやすく、こまめな換気が欠かせません。

  • キッチン
  • 浴室
  • 寝室
  • 日当たりや風通しの悪い部屋
  • クローゼットや押入れ など

また、空気を自動的に入れ替える「24時間換気システム」を導入している場合は、システムを停止すると湿気が室内にこもるので、常に稼働させましょう。


除湿器を利用する

サッシの結露を防止するには、室内の湿気を取り除く「除湿器」の利用も有効です。

一口に「除湿器」といっても、冷風が出る「コンプレッサー方式」や暖かい空気が出る「デシカント方式」など種類があるので、利用する季節に合わせて購入しましょう。

また、除湿器とサーキュレーターを併用すると、空気の流れができて除湿した空気が全体に行き渡り、効率よく除湿できます。

「さまざまな部屋で除湿器を使いたい」とお考えの場合は、キャスターがついている製品を選ぶのがおすすめです。


生活習慣を見直す

サッシの結露を防止するには、生活習慣を見直して日頃から室内で湿気を発生させないことも重要です。

たとえば、以下のような生活習慣を心がけると室内の湿度上昇を回避しやすくなります。

  • 部屋干しはなるべく控える
  • 観葉植物を風通しのいい屋外などに移動させる
  • 浴槽のフタを開けたままにしない
  • 加湿器を過剰に使用しない
  • 調理中には十分に換気する など

梅雨や花粉の時期など部屋干しを避けるのが難しい期間は、除湿器や浴室乾燥機を活用して湿気を取り除きながら部屋干ししましょう。


結露防止テープを使用する

「結露防止テープ」とはサッシや窓ガラスの結露を防ぐためのテープ材で、以下の2種類があります。

種類特徴
吸水タイプサッシに発生した結露を吸収する
断熱タイプ熱の出入りを抑えてサッシの結露を予防する

サッシの結露がひどい場合、温度差が激しく断熱タイプでは対応できない可能性があるので、吸水タイプを選択するのがおすすめです。

結露防止テープをサッシに貼ると、テープの厚みによっては開閉に支障が出る場合もあるため、厚さを確認してから購入しましょう。


結露防止塗料を塗る

アルミサッシの結露でお悩みの場合は「結露防止塗料」をサッシ部分に塗ると、熱の出入りを抑えられるので、結露を予防できる可能性があります。

サッシの結露防止塗料の主な種類は、以下のとおりです。

  • アクリル樹脂塗料:価格がリーズナブルで、DIYに利用しやすい
  • ウレタン樹脂塗料:アクリル樹脂塗料に比べて耐久性が高い
  • シリコン樹脂塗料:最も耐久性に優れており、長期的に効果を期待できる

結露防止塗料を塗布する際は、アルミサッシの表面を掃除し、サビなどを研磨してから作業しましょう。


結露防止シートを貼りつける

窓ガラスの結露が垂れてサッシに付着している場合は、ガラス部分に結露防止シートを貼りつけて水滴が流れるのを防ぎましょう。

「結露防止シート」とは、結露を吸収したり、断熱効果を高めたりして窓ガラスの結露を予防するシート状のアイテムです。

結露防止シートは100円均一・ホームセンター・通販で買えるので、気軽に対策できるのもメリットです。

サッシに加えて窓ガラスの結露対策にも取り組むことで、窓全体の結露を抑えましょう。


結露防止スプレーを吹きかける

「結露防止スプレー」とは、スプレーを吹きかけてできた膜が吸水・撥水することで結露を抑えるアイテムです。

製品によって使用できる素材が異なるので、サッシの素材に利用できるタイプの結露防止スプレーを選びましょう。

また、結露防止スプレーは窓ガラス部分にも使えるため、窓全体の結露を予防できるのも魅力です。

ただし、簡単にできる結露防止の対策は一定の効果を得られるものの、根本的に結露を解消するのは難しいので、次の章以降でご紹介するリフォームの対策も視野に入れましょう。



サッシの結露防止の対策【リフォームでできる】

サッシの結露防止の対策【リフォームでできる】

続いて、リフォームでできるサッシの結露防止の対策をご紹介します。

「サッシの結露を根本から解消したい」「防音・防犯対策も一緒に実施したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。


サッシを交換する

断熱性に優れたサッシに交換することで、外気の熱が伝わりにくくなり、サッシの表面温度の変化を抑えられるため、結露を防止できます。

結露防止を目的にサッシを交換する場合は、以下の種類を選んで断熱性をアップさせましょう。

種類特徴
アルミ樹脂複合サッシ室外側にアルミ、室内側に樹脂を使用している
オール樹脂サッシ塩化ビニル樹脂でつくられている

アルミサッシは断熱性が低く外気の影響を受けやすいため、避けるのが無難です。

サッシだけではなく、窓ガラス部分も結露しているようであれば、次の章以降でご紹介する「内窓の設置」と「窓交換」を検討しましょう。


内窓を取りつける

「内窓」とは、既存の窓の内側に新たに設置する窓を指します。

内窓のリフォームを実施すると、内窓と外窓の間にできる空気層によって熱の出入りを抑えられるので、外気によって窓の表面温度が変化しにくくなり、結露防止に効果的です。

また、内窓を取りつける場合には以下のようなメリットもあります。

  • 室内の熱が逃げにくくなり、冷暖房効果が高まる
  • 窓が2枚となるため、外から侵入するのに時間がかかり、防犯性が向上する
  • 内窓と外窓の間の空気層が音の出入りを抑制して、防音性がアップする
  • 既存の窓枠に合わせて内窓を取りつけることで、気密性が高まる

DIYで内窓を設置すると隙間ができるなどして最大限の効果を得られない可能性があり、施工業者にリフォームを依頼しましょう。


ガラスを含めて窓ごと交換する

サッシに加えて窓ガラスも結露している場合は、ガラスを含めて窓ごと交換しましょう。

断熱性に優れた窓に交換すれば、サッシ・窓ガラスから外の熱が伝わるのを防げるので、窓全体が結露しにくくなります。

製品によっても異なりますが、窓ごとリフォームすると以下のような性能アップも見込めます。

  • 気密性
  • 防音性
  • 防犯性
  • 操作性

結露以外にも、「鍵がかけにくい」「スムーズに開閉できない」「騒音が気になる」といったお悩みを感じている場合は、窓ごと交換するリフォームを検討しましょう。


〈おすすめコラム〉
内窓・二重窓のデメリットとは|後悔や失敗を回避するポイント、メリットも解説
結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】|マンションでの対策も解説
【窓交換リフォーム】方法と効果や費用目安、補助金についても



サッシの結露を放置するリスク

サッシの結露を放置するリスク

サッシの結露を放置するリスクは、以下のとおりです。

  • 窓周辺にカビやダニが発生する
  • 窓枠に水シミができる
  • 結露が建物内部に染み込んで腐食の原因になる

カビやダニは窓周辺の見た目を損なうだけではなく、アレルギー症状などを引き起こすケースもあるので注意しましょう。

また、結露によってサッシやパッキンに黒カビが発生すると、塩素系漂白剤が必要になるなど掃除に手間がかかるのもネックです。

建物や人体への影響を最小限に抑えるためにも、サッシに結露が発生したら、すぐに拭き取りましょう。



サッシの結露防止に関するQ&A

サッシの結露防止に関するQ&A

最後に、サッシの結露防止についてよくいただく質問を、埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。


サッシの結露防止テープの剥がし方は?

サッシの結露防止テープは、一気に剥がすとテープが破れる場合があるのでゆっくり剥がしましょう。

また、結露防止テープにぬるま湯に浸した布を当てたり、ドライヤーで温めたりしてから剥がすと、スムーズに作業できる場合があります。

結露防止テープの跡が残るようであれば、シール剥がし用のスプレーを使って取り除いてください。


サッシだけ結露しているのはなぜ?

断熱性の低いアルミサッシを使用していたり、隙間風が入り込んで部分的にサッシの温度が下がっていたりすると、サッシだけ結露するケースがあります。

結露防止スプレーや隙間テープなどのグッズを利用してサッシの結露を防止する方法もありますが、根本から改善したい場合は窓交換などのリフォームを検討しましょう。


〈おすすめコラム〉
梅雨時期の湿気対策6選【結露やカビを防ごう】|発生する原因や放置するリスクも解説
内窓をつけても結露するって本当?原因と対策を徹底解説
窓枠に結露が付着する原因とおすすめの対策|放置するリスクやよくある質問も解説





【30秒で完了の無料見積もりサービス】窓リフォームは“窓一番”へご相談を

経験豊富な施工スタッフ

私たち“窓一番”は、埼玉県でトップクラスの「外窓交換・二重窓(内窓)設置・玄関ドア交換」工事実績があります。

1966年創業以来、埼玉県随一のアルミサッシ取り扱い数を誇っており、お客様の窓・玄関ドアに関する多くのお悩みを解決してきました。

連絡先やお名前を記入せず簡単に工事費+製品代の目安が分かる「見積もりシミュレーションサービス」をご利用いただけますので、ご自宅で玄関ドア・窓リフォームの金額を知りたい方はぜひご活用ください。