結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】|マンションでの対策も解説

結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】|マンションでの対策も解説

「窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法を知りたい」とお考えの方へ。

窓ガラス・サッシの結露を放置するとカビが発生する可能性があるので、早めに対処することが重要です。

そこで今回は、窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法・アイディア7選を“窓リフォーム”のプロがご紹介します。

この記事を読むと、結露を軽減して快適に暮らすヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●窓ガラス・サッシに結露が発生する原因を、対策方法を確認する前にチェックしましょう。

●「内窓を設置する」など、窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法・アイディア7選をご紹介します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。


結露が発生する原因

結露が発生する原因

窓ガラス・サッシに結露が発生する原因は、「温度差」と「室内の湿気」にあります。

空気は温度が下がると空気中に含むことのできる水蒸気の量が減るという性質があり、空気が急激に冷やされると溶け込めなくなった水分が「結露」として現れます。

結露の原因は変わりませんが、季節によって発生する状況が異なるのでチェックしましょう。

季節結露の発生状況
梅雨時期や夏場エアコンの冷気が外気の影響で熱くなった窓に触れて、空気の温度が下がるため発生する
冬場室内の湿った暖かい空気が外気の影響で冷やされた窓に触れて、空気の温度が下がるため発生する

窓の断熱性が低いと、外気の影響を受けて窓の表面温度と室内の温度差が大きくなるので、結露が発生しやすくなります。

結露は冬場に発生するイメージがありますが、梅雨時期や夏場にも発生する可能性があるため年間を通して対策を講じることが大切です。


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結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】

結露を防ぐ方法・アイディア7選【窓ガラス・サッシ】

続いて、窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法・アイディア7選をご紹介します。

結露が発生する原因を踏まえながら、それぞれの対策内容をチェックしていきましょう。


こまめに換気する

窓ガラス・サッシの結露を防ぐには、こまめに換気して空気中の湿気を外へ排出することが大切です。

換気をする際は、窓を2ヶ所以上開けて空気の通り道をつくったり、窓の換気に加えて換気扇を使用したりして、効率よく空気を入れ替えましょう。

雨の日でも室内に雨水が吹き込むケースを除いては、なるべく換気することをおすすめします。

また、自動的に空気を入れ替える「24時間換気システム」を設置している場合は、システムを止めると湿気がこもって結露の原因となるので、常時稼働させておくのが基本です。


室内の湿気を増やす行動は避ける

結露が発生しやすい時期には、以下のような室内の湿気を増やす行動は避けましょう。

  • 室内干しをする
  • 風通しの悪い場所に観葉植物や水槽を置く
  • 過度に加湿器を使う など

室内干しをする必要があれば、換気設備のある部屋で乾燥させたり、除湿器やエアコンの除湿・ドライモードを使ったりすると湿気を抑えながら洗濯物を乾かせます。

また、観葉植物や水槽はドアや換気扇の近くなど、風通しを確保できる位置に置きましょう。


結露防止シート・テープを貼る

窓ガラス・サッシの結露を防ぎたい場合には、結露防止シート・テープを貼るのも方法の1つです。

結露防止シート・テープは以下の2種類があるので、目的に合わせて選択しましょう。

種類内容
吸水タイプ窓ガラスに発生した結露の水滴を吸水する
断熱タイプ窓ガラスの断熱性を高めて結露を予防する

窓ガラス・サッシの結露がひどいケースでは、室内外の温度差が大きく断熱タイプでは対応できない可能性があるため、吸水タイプを選びましょう。

結露防止シート・テープは、100円均一やホームセンターなどで買えるので手軽に対策できるのもメリットです。


結露防止スプレーを吹きかける

「結露防止スプレー」とは、窓ガラスに吹きかけた膜が水分を吸水・撥水することで結露を抑えるアイテムです。

結露防止スプレーは吹きかけるだけで結露を防げるので、「手間を省きながら対策したい」とお考えの方に向いています。

なお、結露防止スプレーは製品によって以下の要素が異なるので、注意しましょう。

  • 効果が持続する期間
  • 使用できる素材
  • 防カビなどのその他の効果 など

とくにサッシ部分にも結露防止スプレーを使いたい場合は、使用できる素材を確認してから購入することが重要です。


除湿器を使用する

除湿器を利用して室内の湿気を減らすと、窓ガラス・サッシの結露予防につながります。

除湿器には以下のような種類があるので、利用したい季節に合わせて選びましょう。

種類特徴
コンプレッサー方式・空気を冷やして除湿する
・冷風が出るので梅雨時期や夏場に適している
デシカント方式・乾燥剤に空気中の水分を吸着させて除湿する
・暖かい空気が出るので冬場に適している
ハイブリッド方式・コンプレッサー方式とデシカント方式を組み合わせている
・年間を通して利用できる
ペルチェ方式・ペルチェ素子で冷却して除湿する
・コンパクトなタイプが多く、限られたスペースを除湿するのに向いている

除湿器を利用する際は、サーキュレーターと併用すると湿気を取り除いた空気が部屋の隅々まで行き渡るので、むらなく除湿できます。


内窓を設置する

「内窓」とは、現在ある窓の内側に新たに設置する窓のことです。

内窓を設けると、外窓と内窓の間にできる空気層によって熱の出入りが減り、外気の影響を受けにくくなるので結露を防ぐ方法として効果的です。

また、内窓には以下のような効果も期待できます。

  • 熱の出入りが減ることで室内の熱が逃げにくくなり、冷暖房効率が高まる
  • 内窓を窓枠ぴったりに取りつけることで気密性がアップする
  • 窓自体が2枚あるので侵入しづらい印象を与え、防犯性が向上する
  • 外窓と内窓の間の空気層によって音の出入りが減り、防音性が高まる

結露を防ぐのはもちろん、「防犯性・防音性をアップさせて快適で安全な住まいにしたい」とお考えの方に、内窓の設置が最適です。


窓ごと交換する

窓ガラス・サッシの結露を根本から解消したい場合は、窓ごと交換する方法もあります。

断熱性に優れたガラスやサッシが使われている窓に交換すると熱の出入りが減り、窓の表面温度が変化するのを抑えられるので、結露を防ぐことが可能です。

また、窓ごと交換すれば断熱性だけではなく以下の性能アップも見込めます。

  • 気密性
  • 防犯性
  • 防音性

上記に加えて、窓ごと交換すれば「開閉しにくい」などの操作上のストレスを解消できるのも魅力です。

既存の窓枠の上から新しい窓枠をかぶせて交換する「カバー工法」であれば、最短1日で工事が完了するため負担を減らしながらリフォームできます。



結露を防ぐ方法・アイディア【マンション】

結露を防ぐ方法・アイディア【マンション】

結露を防ぐ方法・アイディアを、「分譲マンション」と「賃貸マンション」に分けて解説します。

お住まいのマンションの状況に合わせて、チェックしましょう。


分譲マンションの場合

分譲マンションの場合の窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法・アイディアは、以下のとおりです。

  • 内窓を設置する(※マンションによって可否が異なる)
  • 窓を交換する(※マンションによって可否が異なる)
  • 結露防止シート・テープを貼る
  • 結露防止スプレーを吹きかける
  • 除湿器を使用する など

管理規約によっても異なりますが、マンションにおいて「窓」は共用部分に該当するケースが多く、自由に交換リフォームできないのが一般的です。

分譲マンションで窓の交換を希望する場合は、管理組合に相談してから判断しましょう。

内窓は専有部分に当たる既存の窓の内側に設置するので、分譲マンションでも取りつけられる可能性があります。

ただし、管理規約によって内窓のリフォームが制限されている場合があることから、あらかじめ規約の内容を確認しましょう。


賃貸マンションの場合

賃貸マンションの場合の窓ガラス・サッシの結露を防ぐ方法・アイディアは、以下のとおりです。

  • 結露防止シート・テープを貼る
  • 結露防止スプレーを吹きかける
  • 除湿器を使用する など

賃貸マンションはオーナーの所有物件であるため、入居者の意思による内窓の設置や窓の交換といったリフォームは基本的に認められません。

窓ガラス・サッシの結露がひどい場合には、管理会社に相談しましょう。


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結露を防ぐ方法・アイディアに関するQ&A

結露を防ぐ方法・アイディアに関するQ&A

最後に、結露を防ぐ方法・アイディアに関してよくいただく質問を、埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。

結露対策に取り組む前に、疑問を解消しましょう。


窓の結露がひどいときはどうすればいい?

窓の結露がひどいときは、「内窓の設置」や「窓の交換」のリフォームを検討しましょう。

窓に多くの結露が付着する場合は、結露の原因となる温度差が大きいのでDIYでできる対策では期待した効果が得られない可能性があります。

また、結露を根本的に解消したい場合にも、内窓や窓交換のリフォームが向いています。


窓にプチプチを貼ると結露防止になる?

窓にプチプチを貼ると気泡が空気層となって熱の出入りをある程度抑えられるため、結露を防げる可能性があります。

ただし、窓にプチプチを貼りつけると跡が残ったり、外の景色が見えなくなったりすることから注意が必要です。

プチプチの断熱効果は限定的なので、結露を根本的に予防したい場合は内窓や窓交換のリフォームを検討しましょう。


結露が発生した場合の対処法は?

結露が発生した場合は、布やタオルなどですぐに水分を拭き取ってください。

窓ガラスやサッシの結露はカビが発生する原因となるので、放置するのは避けましょう。

結露を拭き取ったあとに換気や除湿器によって室内の湿度を下げると、再度結露が発生するのを予防できます。


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