梅雨時期の湿気対策6選【結露やカビを防ごう】|発生する原因や放置するリスクも解説

梅雨時期の湿気対策6選【結露やカビを防ごう】|発生する原因や放置するリスクも解説

「梅雨時期の湿気対策の方法が知りたい」とお考えの方へ。

湿気が原因で発生するカビは建物や人体へ影響を与えるケースがあり、湿気が多くなる梅雨時期は対策が欠かせません。

そこで今回は、梅雨時期の湿気対策6選を解説します。

この記事を読むと、梅雨時期の湿気を抑えて快適に暮らすためのヒントが得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●「結露ができる場合がある」など、梅雨時期の湿気による影響を押さえましょう。

●梅雨時期の湿気対策として、「こまめに換気する」「玄関ドアや勝手口ドアを採風・通風タイプに交換する」などをご紹介します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。


梅雨時期の湿気による影響

梅雨時期の湿気による影響

まず、梅雨時期の湿気による影響を解説します。

湿気対策をチェックする前に、どのような影響があるかチェックしましょう。


結露ができる場合がある

結露は冬場に発生するイメージがありますが、湿度を含めて条件がそろうと梅雨時期や夏場でもできる場合があります。

具体的には、高温多湿の室内でエアコンを使用して空気を冷やすと、空気中の湿気が結露として変化しやすくなります。

これは、空気は温度が下がると含むことができる水蒸気の最大量が減るという性質があり、温度が下がる際に溶け込めなくなった空気中の湿気が水滴に変わるためです。

とくに窓は断熱性が低いと外気温や日射で周辺の温度が高くなりやすく、エアコンの冷気が外気の影響を受けた窓に触れて空気の温度が下がることで結露が発生します。


カビが発生しやすくなる

梅雨時期は以下のような条件がそろいやすく、カビが発生する可能性が高まります。

  • 湿度:60〜80%
  • 温度:25~30℃
  • 栄養分:ホコリや人の皮脂・髪など

とくに以下の場所は湿気がこもりやすいので、カビの発生に注意しましょう。

  • 水回り(浴室・洗面室・キッチン・トイレ)
  • 収納(クローゼット・押入れ・シューズボックス)
  • 寝室
  • 日当たりの悪い部屋 など

上記の場所で湿気がたまるのは、水蒸気が発生しやすかったり、風通し・日当たりを確保できなかったりするためです。

ただし、周辺環境によっても湿気のこもりやすさが異なるので、ご自宅の状況を踏まえて「どこに湿気がたまるか」をあらためてチェックしましょう。


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梅雨時期の湿気対策6選【結露やカビを防ごう】

梅雨時期の湿気対策6選【結露やカビを防ごう】

続いて、梅雨時期の湿気対策6選をご紹介します。

湿気対策を実践して、梅雨時期の結露やカビを防ぎましょう。


こまめに換気する

梅雨時期はこまめに換気して、室内の湿気を外へ逃しましょう。

室内の換気をする際は、2箇所以上の窓を開けて空気の流れをつくり、効率よく空気の入れ替えをすることが大切です。

また、室内の湿気を排出するには、雨の日でも窓を開けて換気するのがベターです。

ただし、雨が室内に吹き込むと湿度を上げる原因となってしまうため、雨や風が強い日は換気扇を使って空気を入れ替えましょう。


サーキュレーターや扇風機を使う

梅雨時期に室内でサーキュレーターや扇風機を使うと、空気を循環させて湿気が滞留するのを予防できます。

また、窓を開けてサーキュレーターや扇風機を使用すれば、効率よく湿気を排出することも可能です。

加えてクローゼットや押入れなど換気が難しい場所でも、サーキュレーターや扇風機で風を送るとスムーズに空気の入れ替えができます。


除湿機やエアコンを使用する

梅雨時期に室内の湿度を下げるには、除湿機やエアコンの除湿・ドライモードを使用するのも有効です。

除湿器を使用する場合は、サーキュレーターと併用すると空気の流れができて、除湿された空気が部屋全体に行き渡ります。

感じ方によって異なるものの、快適に過ごせる湿度は一般的に40〜60%とされているので、湿度が60%を超えるケースでは除湿器やエアコンの使用を検討しましょう。


室内で湿気を発生させない

梅雨時期の湿気によるじめじめを悪化させないためには、室内で湿気を発生させないことも大切です。

たとえば、以下のような対策や生活習慣を心がけると、湿気の発生を予防できます。

  • 洗濯物を室内干しする場合は換気設備のあるスペースに干す
  • 結露が発生したらすぐに拭き取る
  • 観葉植物や水槽はドア付近など換気しやすい場所に配置する
  • 浴槽のフタを開けたままにしない など

上記の対策を室内の換気や除湿とあわせて実施することで、梅雨時期の不快な湿気を軽減できます。


玄関ドアや勝手口ドアを採風・通風タイプに交換する

「キッチンや玄関の湿気を軽減したい」とお考えの場合には、玄関ドアや勝手口ドアを採風・通風タイプに交換するのもおすすめです。

採風・通風タイプの玄関ドアや勝手口ドアには鍵を閉めたままの状態で換気できる窓・網戸が備えられており、防犯性を確保しながら空気の入れ替えができます。

また、採風・通風タイプの玄関ドアや勝手口ドアによって空気を入れ替えることで、湿気だけではなく気になるにおいを外へ排出できるのもメリットです。

近年では断熱性に優れた採風・通風タイプの玄関ドアや勝手口ドアが多く販売されており、結露防止にもつながります。


窓の断熱性をアップさせる

梅雨時期の窓の結露・カビ予防を検討している場合は、以下のリフォームで窓の断熱性をアップさせましょう。

  • 断熱性に優れた窓に交換する
  • 内窓を設置する(外窓と内窓の間の空気層によって断熱性を高める)

窓の結露は「結露ができる場合がある」の章でご紹介したように、外気の影響によって窓の表面温度が変化し、エアコンの冷気が触れることで発生します。

上記の方法で窓の断熱性を高めると熱が出入りするのを抑えれられるため、外気の影響を受けにくくなり、結露を予防できます。

また、窓の断熱性をアップさせると室内の熱が逃げづらくなるので冷暖房効率が向上し、光熱費の削減に役立つのも大きな魅力です。



梅雨時期の湿気を放置するリスク

梅雨時期の湿気を放置するリスク

梅雨時期の湿気を放置するリスクは、以下のとおりです。

  • カビが発生して、健康被害を招くケースがある
  • カビをエサとするダニが繁殖する場合がある
  • 発生した結露によって建材が腐食し、建物の寿命を縮める可能性がある など

建物への影響を軽減するのはもちろん、ご家族が健康に暮らすためにも梅雨時期の湿気対策が重要となります。

今回ご紹介した対策を実践して、梅雨時期の湿気を軽減しましょう。


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梅雨時期の湿気対策は冬の結露予防も踏まえて検討しよう

梅雨時期の湿気対策は冬の結露予防も踏まえて検討しよう

結露は梅雨時期や夏場だけではなく、冬にも発生してカビの原因となるので、通年の対策を検討することが大切です。

冬場の結露は外気温で冷えた窓・玄関ドア・勝手口ドアに、室内の暖かな空気が触れて急激に冷やされることで、空気中の水蒸気が水滴へと変化して発生します。

つまり、冬場の結露も梅雨時期と同様に窓・玄関ドア・勝手口ドアの断熱性を高めて外気の影響を受けにくくする必要があり、以下の対策が有効です。

  • 断熱性に優れた窓・玄関ドア・勝手口ドアに交換する
  • 窓・勝手口ドアに内窓を設置する

断熱性に優れた窓・玄関ドア・勝手口ドアに交換して、梅雨時期と冬場の両方の結露を予防しましょう。



梅雨時期の湿気に関するQ&A

梅雨時期の湿気に関するQ&A

梅雨時期の湿気に関してよくいただく質問を、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。

湿気対策に取り組む前に、疑問を解消しましょう。


古い家の湿気対策はどうしたらいい?

古い家の湿気対策についても、「こまめに換気する」など今回ご紹介した梅雨時期の対策が効果的です。

ただし、古い家の場合は雨漏りが発生して室内の湿度が高まっている可能性があるので、注意する必要があります。

室内の湿気以外にも壁や天井にカビが発生していたり、サッシまわりが濡れていたりする場合は、専門業者に依頼して雨漏りのチェックをしてもらいましょう。


部屋の湿気がひどい場合の対処法は?

部屋の湿気がひどい場合は、「除湿」や「換気」を徹底しましょう。

たとえば、除湿器とサーキュレーターを併用したり、定期的に換気したりすると部屋の湿気を取り除けます。

日当たりの悪い部屋や寝室など、湿気がこもりやすい場所は重点的に対策を講じることが重要です。


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