【玄関ドアリフォームの“リアルな”費用相場】交換・修繕の場合と補助金について

【玄関ドアリフォームの“リアルな”費用相場】交換・修繕の場合と補助金について


家の顔とも言える「玄関ドア」ですが、古い家にお住まいの方ですと、見た目や防犯面、断熱性などに不安を感じている方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが「玄関ドアリフォーム」です。

ただし、玄関ドアリフォームと言っても、その方法はいくつかあり、それぞれ特徴や費用は異なります。

そこで、今回は「玄関ドアリフォーム」の方法やメリット・デメリット、リクシル・YKKap・三協立山アルミの玄関ドアへ取り替える場合の費用目安を紹介します。

玄関ドアリフォームの費用を抑える方法や関連する補助金・減税制度、多くの方からいただく疑問についても解説しますので、ご自宅の玄関をきれいに甦らせたい方はぜひ参考にしてください。

このコラムで分かること

●玄関ドアリフォームにはいくつかの方法があり、それぞれメリット・デメリットが異なるため、現状やご予算に合わせて適切な方法を選びましょう。

●玄関ドアリフォームの費用を少しでも抑えたい方は、補助金についても相談できる施工実績が豊富な会社へ相談しましょう。

●“窓一番”は、1966年創業以来、埼玉県随一の「玄関ドア工事」・「内窓工事」・「窓リフォーム」事例数を誇り、同グループ内には住宅リフォーム専門部署もありますので、総合的にあなたのお悩みを解決できます。



玄関ドアのリフォーム方法|メリット・デメリット

玄関ドアのリフォーム方法|メリット・デメリット


玄関ドアリフォームの方法は、主に「修理・パーツ交換」と「はつり工法」、「カバー工法」の3種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

玄関ドアの現状やご予算、どのように変えたいかのご要望によって、適切な方法を選ぶことがポイントです。

では、それぞれの方法について、メリットとデメリットを紹介します。

不具合のある部分だけ直す「修繕・パーツ交換」

錠前(鍵)やドアハンドル、建て付け(開閉不良)など、部分的な不具合を応急処置的に直す方法です。

部品を取り替えるケースと、部品を調節するケースがありますが、どちらもドア全体を取り替えるよりもかなりコストを抑えられます。

ただし、古い玄関ドアですと、合うパーツが既に廃盤になっていたり、何度も修理工事しなくてはならず、トータルコストが意外にかかってしまう場合も珍しくありません。

ポイント

メーカーが想定している玄関ドアの寿命は、20〜30年(アルミ製の場合)程度です。

そのため、それ以上経っている場合は、都度パーツを交換するのではなく、ドアごとの交換を検討しましょう。

最近の玄関ドアは、断熱性に優れ、開閉もスムーズなので、リフォームした方の中には「早く取り替えれば良かった」と感じる方は少なくありません。



既存枠ごと取り替える「はつり工法」

玄関ドアの枠は、外壁や玄関土間に埋め込まれているように設置されていますが、その部分を解体し、枠ごと新しいものに取り替えるのが「はつり工法」です。

玄関ドア交換(はつり工法)
(引用:先進的窓リノベ事業2024

メリットは、周囲の壁から解体するため、ドアのサイズや位置を変えられる点です。

ただし、周辺の解体・復旧工事が必要なので、付帯工事費が高くなり工期が長引く点は注意しましょう。

ポイント

「はつり工法」は、玄関ドアのサイズ・位置変更を伴う大規模なフルリフォーム・フルリノベーションの際に合わせて行うのがおすすめです。

玄関ドアを使えない期間が数日発生してしまうため、住みながらの工事にはあまり適していません。



既存枠は残す「カバー工法」

カバー工法は、はつり工法よりも後から生まれ、リフォームに特化した方法です。

既存ドア枠はそのまま残し、その上から新規ドア枠を被せて、建具をはめ込むため、周囲の外壁や土間を解体する必要がありません。

(引用:先進的窓リノベ事業2024


メリットは、付帯工事が発生しないためコストを抑えられる点と、基本的には一日で工事が完了する点です。

さらに、工事中のホコリもほとんど立たないため、住みながらのリフォームでもそれほど不便がありません。

デメリットは、開口サイズが一回り小さくなってしまう点です。

既存枠の上から新規枠を被せるため、玄関ドアの開口サイズは、左右方向で合計5cm程度、上下方向で合計3cm程度狭くなってしまう点には注意してください。

また、既存の開口を生かして設置するため、ドアサイズは必然的に決まってしまいます。

ポイント

住みながら玄関ドア単体のリフォームをする際の主流は、「カバー工法」です。

はつり工法同様に豊富なレパートリーからドアのデザインや開閉方式、通風窓の有無、錠前種類を選べます。



【おすすめコラム】
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リクシル・YKKap・三協立山アルミの玄関ドアリフォーム費用目安

リクシル・YKKapの玄関ドアリフォーム費用目安


玄関ドアリフォームを検討している方が最も気になるのが、「工事費」ですよね。

ところが、インターネットなどで調べても、“ズバリ”の金額は分かりにくいかもしれません。

そこで、ここではリクシルとYKKap、三協立山アルミそれぞれについて、製品代+工事費(カバー工法)のリアルな目安を紹介します。

玄関ドアタイプ製品代
(定価)
標準工事費
(既存ドア処分費含む)
断熱・片開きドア(ランマなし)
【LIXIL・リシェント(G82)】
¥356,070
(¥547,800)
¥104,500
断熱・片開きドア(ランマなし)
【YKKap・ドアリモ(C08K)】
¥348,205
(¥535,700)
¥104,500
断熱・片開きドア(ランマなし)
【三協アルミ・ノバリス(H81)】
¥354,569
(¥545,490)
¥104,500
断熱・親子ドア(ランマなし)
【LIXIL・リシェント(N10)】
¥466,180
(¥717,200)
¥148,500
断熱・親子ドア(ランマなし)
【YKKap・ドアリモ(C11)】
¥461,175
(¥709,500)
¥148,500
断熱・親子ドア(ランマなし)
【三協アルミ・ノバリス(H81)】
¥444,516
(¥683,870)
¥148,500
断熱・片袖ドア(ランマなし)
【LIXIL・リシェント(G15)】
¥360,360
(¥554,400)
¥148,500
断熱・片袖ドア(ランマなし)
【YKKap・ドアリモ(C11)】
¥386,100
(¥594,000)
¥148,500
断熱・片袖ドア(ランマなし)
【三協アルミ・ノバリス(H81)】
¥383,455
(¥589,930)
¥148,500

※上記価格は税別表示です。
※全て「標準カラー+手動錠+標準仕様ドアハンドル」の価格です。
※「平日工事割引」「施工写真掲載・アンケート回答OK割引」「現地調査時同時契約割引」を適用した価格です。

(片開きドア)
(親子ドア)
(片袖ドア)


上記表を見てもわかる通り、似たようなデザイン・性能であれば、メーカーによって大きく価格は変わりません。

ただし、ドアのデザインやカラーレパートリー、錠前の種類などの特徴は、「リクシル・YKKap・三協立山アルミ」で異なりますので、ぜひカタログなどを比較して、ご要望に合うドアを見つけてください。

ポイント

“窓一番”では、下記の情報を入力するだけで、お名前や連絡先などを入力せずに、ご自宅ですぐに概算金額が分かる見積もりサービスをご用意しています。

・ドア枠タイプ(片開き、親子、引き戸など)
・ランマの有無
・追加したい機能(通風、防火、断熱)
・お好みのメーカー(LIXIL、YKKap、三協アルミ)
・鍵やドアハンドルの種類

下記の値引きサービスも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

・内窓と同時工事で「マイナス22,000円」
・採風勝手口断熱ドアと同時工事で「マイナス22,000円」
・平日工事割引で「マイナス5,000円」
・施工写真掲載とアンケート回答OKで「マイナス5,000円」
・現地調査の際にご契約で「マイナス20,000円」






玄関ドアリフォームの費用を抑える3つの方法

玄関ドアリフォームの費用を抑える5つの方法


リフォームの費用を抑えてコスパよく素敵な玄関にリフォームしたい方は、ぜひ3つのポイントをチェックして、ドア・施工会社選びをしてみましょう。

玄関ドアに求める性能を決める

玄関ドアにはデザイン・カラーの種類だけではなく、断熱・通風・防火などの性能や、錠前の種類など、たくさんの選択肢があります。

全てにおいて高性能なものを選ぶと、当然のことながらドアの製品代が10万円以上高くなることもあるため、ご自身が玄関ドアに求めるポイントに優先順位をつけておくことが重要です。

「断熱性が最高グレードを選ぶ代わりに、錠前は標準仕様の手動錠を選ぶ」など、重視するポイントを明確にしておくと、ご予算に合ったドアを見つけやすくなります。

自社施工で施工実績の多い会社を選ぶ

玄関ドアリフォームは、家全体のリフォームを請け負う総合建築会社から、ホームセンター、ドア・サッシ専門施工会社まで、様々な会社で工事できます。

その中でも、費用を抑えたい方におすすめなのが、「ドア・サッシ専門施工会社」です。

工事委託費などの中間マージンが発生しないため、コストが比較的安くなります。

施工実績の多い会社は、ドアの取り扱い量が多いため、メーカーより安く製品を仕入れられる可能性も高いでしょう。

そのため、リーズナブルな価格でお客様へ玄関ドアリフォームを提供できるのです。

ポイント

“窓一番”は、玄関ドア・窓サッシ取扱量が埼玉県内有数の多さで、豊富な施工実績があります。

また、資材メーカーとの直接取引と自社施工によって、リーズナブルな価格でご満足いただけるプランをご提案できる点も強みです。


補助金を使う

玄関ドアリフォームをする際、一定の条件をクリアすると、補助金をもらえます。

お得に玄関ドアリフォームをしたい方は、事前に補助金の条件や申請期間を確認し、施工会社へ相談しましょう。




玄関ドアリフォームで使える補助金・減税制度

玄関ドアリフォームで使える補助金・減税制度


既存玄関ドアをリフォームによって断熱化・バリアフリー化すると、補助金や減税制度の対象となる可能性があります。

玄関ドアリフォームを検討している方は、ぜひ下記制度をご利用ください。

“窓一番”では、補助金・減税制度のご相談や申請サポートも行っております。

補助金

先進的窓リノベ事業2024

外窓交換や内窓設置、窓ガラスの交換と同時に断熱玄関ドアへ取り替えると、「最高22万円(窓工事と合わせると総額200万円)」の補助金を受け取れます。

カバー工法・はつり工法(既存ドアを枠ごと解体して取り替える方法)どちらも対象なので、家全体の断熱性を高めたい方におすすめです。

こどもエコすまい支援事業

玄関ドア交換やガラス交換、内窓設置、外窓交換などの開口部断熱改修だけではなく、外壁・床・天井の断熱改修や高性能設備機器導入など、幅広いリフォームを対象とする補助金です。

一戸あたり「最高60万円」の補助金を受け取れます。

東京都既存住宅省エネ改修促進事業

2ヵ所以上の開口部(窓またはドア)を断熱改修すると、工事費の23%分の補助金をもらえます。

※東京都在住の方限定です。
※2024年4月時点で令和6年度の募集は未定なので、気になる方は公式HPをご確認ください。


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【2024先進的窓リノベ事業】窓の断熱リフォーム補助金を“確実に”もらうためのポイント
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減税制度

住宅特定改修特別税額控除

以下の条件が揃う場合、玄関ドアリフォームで「開戸を引戸、折戸等に取り替える工事」「開戸のドアノブをレバーハンドル等に取り替える工事」「戸に戸車その他の戸の開閉を容易にする器具を設置する工事」を行うと、一定額がその年の所得税額から控除されます。

  • 自己所有の家であること(平成26年4月1日から令和5年12月31日までの間に住んでいること)
  • バリアフリーリフォーム完了から6か月以内に住み始めること
  • その年の合計所得が3,000万円以下であること
  • 工事する住宅の床面積が50㎡以上かつ、1/2以上が自身の住むスペースであること
  • バリアフリーリフォームの標準的な費用が50万円を超えること

※参考:No.1220 バリアフリー改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除)


玄関ドアリフォーム補助金制度一覧




玄関ドアリフォームに関するFAQs|気になる疑問

玄関ドアリフォームに関するFAQs|気になる疑問(引き戸・マンション・DIY)


最後に、玄関ドアリフォームを検討中の方からよくいただく質問を紹介します。

Q.「引き戸から開き戸・開き戸から引き戸へもリフォームできる?」

A.「はつり工法であれば開口を広げて引き戸・開き戸へ自由に変えられ、カバー工法でも既存開口以内であれば、ドアの開け方は変更できます。」

玄関ドアリフォームでは、引き戸は引き戸へ、開き戸は開き戸にしか変えられないと思う方もいますが、カバー工法でも既存開口サイズにおさまれば、引き戸を開き戸、開き戸を引き戸へ変えることもできます。

ただし、ドアの両側に構造上重要な柱が入っていたり、外壁そのものが構造体になっていたりする場合は、はつり工法でも開口幅を広げられない可能性もあるため、ドアの開き方を変えたい方は、施工会社へじっくり現地調査してもらいましょう。

【おすすめコラム】
「玄関ドアリフォームで“引き戸”に」メリット・デメリットや費用目安を解説



Q.「マンションの場合でも玄関ドアリフォームはできる?」

A.「管理組合の許可が降りれば、リフォームできます。」

マンションの玄関ドアは共用部に該当するため、通常、区分所有者個人の意思で取り替えはもちろん、ドアハンドルひとつ交換できません。

ただし、断熱性や防犯性向上を目的とした玄関ドアリフォームであれば、管理組合から特別な許可を受けて工事できる可能性もあります。

そのため、マンションで玄関ドアリフォームをしたい方は、まず管理組合へ相談しましょう。


Q.「玄関ドアリフォームは自分でDIYできる?」

A.「できますが、難易度はかなり高めです。」

リフォーム用玄関ドアは、ホームセンターなどで購入できるため、自分で取り替えたいと考える方がいるかもしれません。

ところが、玄関ドアの取り替えは、建物の歪みなどを踏まえて細かく採寸し、取り付けた後も微調整が必要です。

そのため、工事としては難易度が高いため、プロに任せることをおすすめします。

施工件数の多い会社であれば、個人よりも安く製品を仕入れられるため、結果的にDIYで交換するよりコストを抑えられる可能性が高いでしょう。




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●同グループ内にリノベーションやリフォームを専門に行なっている部門があるため、付帯工事からフルリノベーション、インテリアデザインのコーディネイトまでまとめてお任せいただけます。


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