防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧【住宅の安全性をアップ】交換の重要性や注意点、よくある質問も紹介

防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧【住宅の安全性をアップ】交換の重要性や注意点、よくある質問も紹介

「防犯性の高い玄関ドアの鍵には、どのような種類がある?」と疑問をお持ちの方へ。

玄関ドアの鍵は住宅のセキュリティを考えるうえで重要なポイントであるため、防犯性に優れた鍵の種類や特徴を把握しておくことが大切です。

そこで今回は、防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧を解説します。

この記事を読むと、玄関の防犯性を高めるヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●防犯性の高い玄関ドアの鍵として、「ディンプルキー」「ウェーブキー」「スマートキー」の特徴とメリット・デメリットを解説します。

●防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する際の注意点を解説するので、ポイントを押さえて後悔を回避しましょう。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。


防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧

防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧

防犯性の高い玄関ドアの鍵一覧は、以下のとおりです。

  • ディンプルキー
  • ウェーブキー
  • スマートキー

それぞれの鍵について解説します。


ディンプルキー

「ディンプルキー」とは、鍵の表面や側面に複数のくぼみがついているタイプのことで、ディンプルは「くぼみ」を意味します。

ディンプルキーの防犯性が高い理由は、以下のとおりです。

  • 複製の際にくぼみを再現するのが難しく、合鍵をつくりにくい
  • くぼみと鍵穴の内部のピンが一致しないと開けられない複雑な構造で、ピッキング被害に遭いづらい
  • ドリリング防止機能付きのディンプルシリンダーの場合は、工具による不正解錠を防止できる

「ドリリング」とは、鍵穴をドリルなどの電動工具を使って破壊し、不正に解錠する手口です。

玄関ドアにディンプルキーを取り入れると、以下のようなメリット・デメリットがあります。

項目内容
メリット・防犯性が高く不正解錠されにくい
・第三者に鍵を複製される心配がない
・ディスクシリンダーキーと比較すると耐久性が高い
デメリット・交換費用が高額になるケースがある
・ご自身で鍵を複製する場合はメーカーなどに依頼する必要があり、時間がかかる

防犯性はもちろん、耐久性に優れた鍵を求めている方に、ディンプルキーへの交換がおすすめです。


ウェーブキー

「ウェーブキー」とは、鍵の表面に波のような溝・くぼみがあるタイプのことで、「内溝キー」や「彫刻キー」とも呼ばれています。

ウェーブキーの防犯性が高い理由は、以下のとおりです。

  • 複雑な形状の溝・くぼみがついているため、複製するのが難しい
  • シリンダー内部にサイドバーと呼ばれるピンがついており、鍵を差し込まないと解錠できないため、ピッキングされにくい

また、ウェーブキーには以下のようなメリット・デメリットがあるので、チェックしましょう。

項目内容
メリット・防犯性が高く不正解錠されにくい
・第三者に鍵を複製されるリスクが少ない
デメリット・鍵の紛失時に専門業者がウェーブキーに対応していないケースがある
・長期的に利用すると、劣化によって使いにくくなる場合がある

ウェーブキーの導入を検討する際は、万が一のトラブルに備えて、ご自宅の近隣に対応している鍵の専門業者がいるか確認しておくと安心です。


スマートキー

「スマートキー」とは、物理的な鍵を使用せずに以下のようなアイテムで施解錠するタイプです。

  • リモコン
  • カード
  • 暗証番号
  • 指紋などの生体認証
  • スマートフォンのアプリ

スマートキーには以下のような特徴があり、防犯性が高いとされています。

  • 鍵穴がないので、ピッキング被害を避けられる
  • オートロック機能によって鍵をかけ忘れる心配がない
  • 入退室ログを記録できる

また、玄関ドアにスマートキーを設置するメリット・デメリットは以下のとおりです。

項目内容
メリット・防犯性が高く不正解錠されるリスクが低い
・鍵穴がないため、スタイリッシュな印象に仕上げられる
・鍵を回す必要がなく、スムーズに解錠できる
デメリット・カードやリモコンなどを忘れると締め出される
・玄関ドアやスマートキーによっては後付けできない場合がある

既存の玄関ドアにスマートキーを設置できるかどうかを判断するのは難しいケースもあるので、取りつけを決める前にリフォーム業者に相談しましょう。


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防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する重要性

防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する重要性

玄関ドアは空き巣などの侵入口となりやすく、ご家族の安全を守るためにも防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換することが重要です。

警察庁の2024年のデータによれば、一戸建て住宅における「侵入窃盗の侵入口」は以下のとおりで、表出入口(玄関)は全体の22%を占めます。

種類割合
1位:窓52.9%
2位:表出入口22%
3位:その他の出入口15.1%
参考:警察庁|住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」

また、警察庁の同データによると一戸建て住宅の「侵入窃盗の侵入手口」は以下のとおりで、鍵のかけ忘れによる「無締り」が47.6%で最多となっています。

種類割合
1位:無締り47.6%
2位:ガラス破り35.7%
3位:ドア錠破り2.6%
参考:警察庁|住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」

防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換することで、ピッキング被害や無締りを予防しましょう。




防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する際の注意点

防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する際の注意点

ここでは、防犯性の高い玄関ドアの鍵へ交換する際の注意点を解説します。

それぞれのポイントを押さえて、鍵交換での後悔を回避しましょう。


住宅全体の防犯性アップを含めてリフォーム内容を決める

玄関ドアの鍵の防犯性アップは重要であるものの、住宅全体の安全性を強化するためにも、以下のようなリフォームをあわせて検討しましょう。

  • 勝手口ドアを二重ロックなどが搭載された防犯性が高いタイプへ交換する
  • 窓に内窓を設置する(窓が2枚あることで侵入しにくい印象を与える)
  • 破壊しにくいように加工された「防犯ガラス」が使われている窓に交換する
  • センサーライトや防犯カメラなど防犯グッズを取り入れる
  • 異常を感知した場合に警備会社に自動で通報する「ホームセキュリティ」に加入する

ご自宅の状況によって強化すべき防犯のポイントが異なるので、リフォーム業者にアドバイスをもらいながら施工内容を決めることをおすすめします。


賃貸マンションは勝手にリフォームできない

賃貸マンションでは物件はオーナーの所有物であるため、入居者によるリフォームは原則認められません。

賃貸マンションにお住まいで「玄関ドアの鍵に不安を覚える」と感じる方は、まず管理会社に相談しましょう。

また、賃貸マンションで玄関ドアの防犯性を強化したい場合は、ネジ穴などを開けない「簡易錠」や「サムターンカバー」を設置する方法もあります。


ドア全体が劣化している場合はドア交換も検討する

玄関ドアの鍵交換を検討する際に、ドア全体が劣化している場合はドア交換も視野に入れましょう。

玄関ドアの劣化が激しいと空き巣などに侵入しやすい印象を与えるおそれがあり、注意が必要です。

鍵だけではなく玄関ドアごと交換する場合、以下のようなメリットがあります。

  • 「開閉しにくい」などの操作上のストレスを解消できる
  • 玄関ドアの見た目がリニューアルすることで、外観の印象アップにつながる
  • 断熱性に優れた玄関ドアに交換すれば、暑さ・寒さの軽減に役立つ
  • 通風・採風タイプの玄関ドアに交換すると、玄関周辺のにおいや湿気を軽減できる

また、玄関ドアや周辺にガラスが組み込まれているケースでは、空き巣などにガラスを破られてドアの室内側のつまみ「サムターン」を回されるリスクがあるので、ガラス交換も実施しましょう。


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防犯性の高い玄関ドアの鍵に関するQ&A

防犯性の高い玄関ドアの鍵に関するQ&A

最後に、防犯性の高い玄関ドアの鍵に関するよくある質問を、埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。


ピッキングされやすい鍵は?

ピッキングされやすい鍵は、鍵の両側に非対称のギザギザがある「ディスクシリンダーキー」といわれています。

これは、ディスクシリンダーキーがシンプルな構造であるうえに、鍵穴の溝が浅く少ないからです。

ディスクシリンダーキーをお使いの場合は、防犯性の高い玄関ドアの鍵への交換を検討しましょう。


ディンプルキーの交換費用はいくら?

ディンプルキーの交換費用の相場は1.5万〜6万円で、詳細は以下のとおりです。

種類費用相場
鍵穴のみ交換1.5万〜5万円
錠前ごと交換4万〜6万円

なお、上記の費用は相場であり、あくまでも目安として参考にしてください。


玄関ドアのスマートキーは危険って本当?

玄関ドアのスマートキーが危険だといわれる理由は、オートロックがかかる前に侵入されたり、暗証番号が漏洩したりするなどのリスクがあるためです。

一方で、スマートキーは鍵穴がなくピッキング被害に遭う心配がない点やオートロック機能によって無締りを防止できる点など、多くのメリットがあります。

玄関ドアのスマートキーのメリット・デメリットを比較し、ご家族の考え方に合うか確認してから設置を決めましょう。


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