キッチンが寒い原因と対策【簡単にできるDIY・リフォーム】|よくある質問も解説

キッチンが寒い原因と対策【簡単にできるDIY・リフォーム】|よくある質問も解説

「キッチンが寒いのはなぜ?」「キッチンが寒い場合の対策を知りたい」とお考えの方へ。

寒さを軽減して快適なキッチンにするには、キッチンが寒い原因を把握したうえで対策を実践することが大切です。

そこで今回は、キッチンが寒い原因と対策を“窓リフォーム”のプロが解説します。

この記事を読むと、キッチンの快適性をアップするためのヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●「窓や勝手口ドアの断熱性・気密性が低い」など、キッチンが寒い原因をチェックしましょう。

●キッチンが寒い場合の対策を、「簡単にできるDIY」と「リフォーム」のケース別にご紹介します。

●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。


キッチンが寒い原因

キッチンが寒い原因

まず、キッチンが寒い原因を解説します。

ご自宅の状況と照らし合わせながら、それぞれの内容をチェックしましょう。


換気扇から冷気が入り込んでいる

キッチンが「寒い」と感じる場合、換気扇から外の冷気が入り込んでいる可能性があります。

また、換気扇が故障や経年劣化を起こして、多くの冷気が室内に侵入している場合もあるので注意しましょう。

たとえば、換気扇をオフにする場合は「逆風防止ダンパー」が閉まりますが、経年劣化などによって閉まらなくなると冷気の通り道となります。


フローリングから冷気が伝わっている

住宅の構造によっても異なりますが、複合フローリングを使用している場合は床下の冷気が伝わりやすく、「キッチンが寒い」「足元が冷える」と感じるケースがあります。

これは、木材を接着剤で貼り合わせてつくられる「複合フローリング」の内部に空気層が少なく、断熱性が低い傾向にあるためです。

また、足元の冷えを感じる場合は次の章でご紹介する「コールドドラフト現象」の可能性もあるので、チェックしましょう。


コールドドラフト現象が発生している

「コールドドラフト現象」とは、暖かい空気が窓周辺で急激に冷やされ、その冷やされた空気が床に流れ込む現象のことです。

キッチンでコールドドラフト現象が発生すると、空間の下部に冷たい空気が滞留して、「足元が寒い」と感じる場合があります。

コールドドラフト現象の主な原因は「窓の断熱性の低さ」で、断熱性の低い窓から外の冷気が伝わって発生します。

窓の断熱性については次の章で解説するので、参考にしてください。


窓や勝手口ドアの断熱性・気密性が低い

窓や勝手口ドアの断熱性が低いと熱の出入りする量が多くなるため、外の冷気がキッチンに伝わりやすくなります。

加えて、窓や勝手口ドアの断熱性が低いことで室内の熱が外へ逃げてしまうので、キッチンの温度低下を招きます。

「アルミサッシ」や1枚のガラスで構成されている「単板ガラス」を使用している窓や勝手口ドアは、断熱性が低いので注意しましょう。

また、窓や勝手口ドアの気密性が低く隙間が発生している場合は、隙間から空気が出入りしてキッチンが「寒い」と感じるケースがあります。


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キッチンが寒い場合の対策【簡単にできるDIY】

キッチンが寒い場合の対策【簡単にできるDIY】

続いて、キッチンが寒い場合の対策として簡単にDIYでできる方法をお伝えします。

「キッチンの寒さをすぐに改善したい」とお考えの方は、実践してみてください。


換気扇カバーを取りつける

キッチンの換気扇に換気扇カバーを取りつけると、室内に冷気が入り込むのを防げるので、寒さの軽減に役立ちます。

換気扇カバーには、以下のような種類があります。

  • 室内に設置するタイプ:レンジフードやプロペラ式換気扇にかぶせる
  • 室外に設置するタイプ:屋外にある換気扇の排出口にかぶせる

換気扇カバーを購入する際は、ご自宅の換気扇のサイズに合った製品を選びましょう。


隙間テープを使う

「隙間テープ」とは表面にスポンジなどが取りつけられているシール材のことで、窓やドアの隙間を埋めるために使用します。

キッチンの窓や勝手口ドアに隙間テープを使用して隙間を埋めることで、外の冷気や室内の暖かい空気が出入りするのを予防できます。

窓や勝手口ドアで隙間が発生しやすい箇所の例は、以下のとおりです。

  • 窓のレールの下部分
  • ドアの下部分
  • 戸当たりの部分
  • ガラスとサッシの境目 など

隙間テープが厚すぎると開閉に支障が出るので、隙間に合った厚みの製品を購入しましょう。


断熱シートを貼る

キッチンの窓や勝手口ドアのガラスに断熱シートを貼ると、熱が出入りする量を減らせるので、寒さ改善に役立ちます。

「断熱シート」とは、窓ガラスなどに貼りつけて断熱性をアップさせるためのシートです。

断熱シートには以下の3タイプがあり、寒さ改善を目的にする場合は「冬用」もしくは「オールシーズン用」を購入しましょう。

  • 夏用
  • 冬用
  • オールシーズン用

断熱シートのなかには水で貼れるタイプが販売されており、手軽に防寒対策できるのもメリットです。


カーテンやロールスクリーンを設置する

キッチンの窓や勝手口ドアからの冷気をシャットアウトしたい場合は、以下のようなカーテンやロールスクリーンを設置するのもおすすめです。

  • 断熱効果のある製品:熱が出入りする量を減らせる
  • 生地が厚手の製品:生地の空気層によって冷気が伝わりづらくなる
  • 窓や勝手口ドアよりも大きなサイズの製品:隙間風が侵入しづらくなる

突っ張り棒で設置できるカーテンやロールスクリーンを選べば、窓枠やドア枠に穴を開けずに取りつけられます。

また、キッチンは火を扱うことから、防火タイプのカーテンやロールスクリーンを購入しましょう。


ヒーターなど暖房器具を置く

キッチンに、ヒーターなどの暖房器具を置いて空気を暖めるのも寒さ対策として効果的です。

足元を中心に暖めたい場合は「足元ヒーター」、素早く暖めたい場合は「セラミックヒーター」など、目的に合わせて暖房器具を選択しましょう。

キッチンの広さによっても異なりますが、暖房器具が移動の邪魔になる場合もあるため、なるべく小型のアイテムを選ぶことをおすすめします。


マットを敷く

「キッチンの床の冷たさを改善したい」とお考えの場合は、マットを設置するのも方法の1つです。

厚手の生地のマットや断熱効果のあるマットを選ぶと、床からの冷気が伝わりにくくなり、足元の冷えを改善できます。

マットが内装の雰囲気から浮いてしまう場合があるので、内装の配色・デザインの方向性を踏まえてアイテムを探しましょう。


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キッチンが寒い場合の対策【リフォーム】

キッチンが寒い場合の対策【リフォーム】

ここでは、リフォームでできるキッチンが寒い場合の対策を解説します。

「キッチンの寒さを根本から解消したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。


換気扇を修理・交換する

換気扇から伝わる冷気が気になる場合は、換気扇の修理・交換を検討しましょう。

キッチンの換気扇の耐用年数は一般的に10年程度とされており、耐用年数が間近もしくは過ぎている場合は交換することをおすすめします。

また、換気扇を最新のレンジフードに交換すれば、フードによって効率的に排煙できたり、手入れが簡単になったりするメリットもあります。


窓や勝手口ドアに内窓を設置する

「内窓」とは、既存の窓の内側に新たに設置する窓のことです。

キッチンの窓や勝手口ドアに内窓を設置すると、外窓との間にできる空気層によって出入りする熱の量が減り、断熱性がアップするため寒さ対策につながります。

内窓を取りつける場合、以下の性能アップを期待できるのも魅力です。

  • 防音性:内窓と外窓の空気層により音の出入りを抑えられる
  • 防犯性:窓が2枚あることで侵入しづらい印象を与えられる
  • 気密性:窓枠に合わせて内窓を設置するため隙間が減る

キッチンの寒さ対策だけではなく、「空き巣の被害を避けたい」「騒音のストレスを減らしたい」とお考えの場合は、内窓の設置を検討しましょう。


窓や勝手口ドアを交換する

リフォームで断熱性に優れた窓や勝手口ドアに交換すると熱を伝えにくくなり、キッチンの寒さを根本から改善できます。

キッチンの窓や勝手口ドアの断熱性を高めたい場合は、以下のサッシ・ガラスが使われた製品を選びましょう。

  • 熱伝導率が低い樹脂素材が使われた「アルミ樹脂複合サッシ」「オール樹脂サッシ」
  • 2枚のガラスと1の空気層で構成される「複層ガラス」
  • 3枚のガラスと2つの空気層で構成される「トリプルガラス」

既存の窓枠・ドア枠の上から新しい枠を被せる「カバー工法」でリフォームすれば、1〜2日の工期で完了するため、負担を減らしながら窓やドアの交換ができます。

また、窓や勝手口ドアを交換すれば、「開閉しにくい」「鍵がかけづらい」といったストレスもあわせて解消できるのがメリットです。



キッチンが寒い場合のQ&A

キッチンが寒い場合のQ&A

最後に、キッチンが寒い場合によくある質問を、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。

キッチンの寒さ対策を実践する前に、疑問を解消しましょう。


1Kのキッチンが寒い場合の対策はある?

1Kのキッチンが寒い場合の対策は、以下のとおりです。

  • 玄関ドアや窓の隙間を隙間テープで埋める
  • 窓ガラスに断熱シートを貼る
  • 断熱効果を期待できるカーテンを取りつける
  • 小型ヒーターを置く など

とくにキッチンと玄関ドアの距離が近い1Kの間取りでは、玄関ドアから入り込む冷気の影響を受けている可能性があります。

1Kのキッチンが寒い場合は、窓とあわせて玄関ドアの防寒対策も実施しましょう。


キッチンの出窓が寒いのはなぜ?

出窓は外壁よりも外に張り出した形状なので風が当たりやすく、通常の窓よりも寒さを感じる傾向にあります。

また、出窓は外気に接している面積が多いので、外の気温の影響を受けやすいのも寒い要因の1つです。

リフォームで内窓を設置するなど断熱性を高める対策を実施して、キッチンの出窓の寒さを改善しましょう。


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