「スマートキー付き玄関ドアは危険」の真実|9の理由と対策を徹底解説
最近は賃貸住宅にも導入されるほど普及が進んでいるスマートキーですが、インターネットなどで口コミを見ると「玄関につけると危険」などネガティブな意見が目につきます。
そこで今回は、「スマートキー付き玄関ドアは危険」と言われる理由とその対策、スマートキーのメリット・デメリットを詳しく紹介します。
玄関ドアリフォームの工期や費用目安、関連する補助金制度も紹介しますので、「家の防犯性を高めたい」「快適な玄関にしたい」という方はぜひ参考にしてください。
●スマートキーが「危険」と心配される理由をよく見ると、どれも対策できる内容ばかりです。
●スマートキーを導入したい方は、メリットとデメリットの両方を知っておきましょう。
●既存住宅へスマートキーを導入したい方は、玄関ドアリフォームがおすすめです。
●“窓一番”は、1966年創業以来、埼玉県随一の「玄関ドア工事・内窓工事・外窓リフォーム」の事例数を誇り、同グループ内には住宅リフォーム専門部署もありますので、総合的にあなたのお悩みを解決できます。
目次
スマートキー付き玄関ドアは“危険”と言われる9の理由と対策
玄関ドアに設置されるスマートキーとは、電気を利用して鍵の施錠・解錠するタイプで、メーカーによってスマートロックや電子キー、電気錠など、いくつかの名称で呼ばれています。
スマートキーの主なキーのタイプは以下の通りです。
- リモコンキー
- カードキー
- タグキー
- スマートフォンのアプリによる施錠解錠
- テンキー(暗証番号)
- 生体認証キー(指紋認証や顔認証など)
それぞれ使い方が少々異なりますが、ブログやSNSなどを見るとスマートキー全体に対して「危険・心配」と感じている方は少なくないようです。
ではその理由を1つづつ紹介します。
リレーアタックのリスクが心配
リレーアタックとは主に車の盗難で使われる手口で、スマートキーから発信される微弱な電波を特殊機器でキャッチし増幅させて、キーがない状態でもロックを解錠できてしまいます。
車はある程度離れた場所からもリモコン操作ができるため、よりリレーアタックのリスクが高いとされているのです。
しかし、玄関ドアに設置されているスマートキーはドアから3m程度の範囲でしかリモコン操作できず、解錠時のみ電波が発せられるため、空き巣犯がずっと玄関近くで待機していない限りリレーアタックのリスクはありません。
スマートフォンを鍵代わりに使うとハッキングが心配
スマートフォンへダウンロードしたアプリ内で施錠解錠するタイプもありますが、インターネットを介して操作するとハッキングが心配になる方もいらっしゃるようです。
ハッキングの恐れがあるのは、Bluetooth(ブルートゥース)で施錠解錠信号を送受信するタイミングと、クラウド上で個別情報を管理するタイミングです。
しかし、大手メーカーのスマートキーはメーカーごとにハッキング対策しており、セキュリティ対策は万全です。
また、玄関ドアスマートキーが信号を確実に送受信できる距離は3m程度なので、その範囲内でしか信号はキャッチできません。
万が一信号を盗まれたとしても、主要メーカーのスマートキーは解錠時の信号が毎回常に変わるように設定されているため、データを悪用される心配はないでしょう。
オートロックで閉め出されないか心配
スマートキーの多くにはオートロック機能が搭載されています。
鍵の締め忘れがないため防犯面でメリットがあります。
ただし、キーを持たずに外出すると閉め出されてしまうため、ゴミ出しや庭の水やり、郵便物を取りに行くなどちょっと外に出た際に困るケースは珍しくありません。
オートロックで閉め出されて鍵を持っていなければ外部から解錠することはできません。
ただし、メーカーによってはオプションでテンキー(暗証番号キー)をつけられるところもあるため、そちらを利用すれば鍵を持っていなくても解錠できます。(参考:LIXIL|Familock)
スマートフォンのバッテリー切れで閉め出されないか心配
スマートフォンを鍵代わりに使う場合、帰宅時にバッテリーがないと解錠できません。
玄関ドア専用のアプリをダウンロードするとBluetooth(ブルートゥース)の起動時間が長くなるため、多少バッテリーの減りが早くなる可能性があるので注意しましょう。
ただし、スマートキーはスマートフォンだけではなくカードキーやタグキー、リモコンなどと合わせて複数のアイテムを組み合わせて登録できます。
そのため、万が一のバッテリー切れに備えてその他のキーも持ち合わせておくと安心です。
リモコンの電池切れ・停電で閉め出されないか心配
電池式リモコンキーは、電池が切れると開錠できなくなります。
また、電気配線を接続するAC100Vタイプは停電になるとスマートキーが稼働しません。
ただし、リモコンキーには必ず手動キーが内蔵されているため、電池切れや停電時にもそれを使えば家の中に入れます。
しかし、手動キーは表から見えないようになっており、玄関ドア側の鍵差し込み口も防犯面の観点からどこにあるか分かりにくくなっています。
そのため、いざという時に備えて事前に使い方をご家族でチェックしておきましょう。
カードキーの磁気不良で閉め出されないか心配
カードキーは磁気不良によって使えなくなるリスクがあります。
磁気不良になる主な原因は以下の通りです。
- 磁気が強いものと一緒に保管していた
- 経年劣化によってICチップが劣化した
- カードが破損した
- カードが高温にさらされた
- カードが濡れた(水没した)
これらの原因で磁気不良になったカードは使えなくなるため、メーカーに修理を依頼するか新しいものを取り寄せなくてはいけません。
そのため、カードキーを使いたい方は別途スマートフォンのアプリも登録しておくなど、万が一に備えた対策が必要です。
テンキータイプは暗証番号が盗まれないか心配
テンキータイプは暗唱番号が盗み見られてしまうと、空き巣などの被害に遭う可能性があります。
また、ボタンについた指紋などから数字が分かってしまうリスクもあるでしょう。
これらの対策として、ボタンをこまめに拭き取り指の跡を消したり、解錠する時には周囲に人がいないか確認したりする方法が有効です。
ただし、テンキーは安価な後付けタイプも多く、主要な玄関ドアメーカーではメインの錠前として標準仕様にしているところはありません。
あくまでも、カギ持ち忘れや締め出しに備えた補助錠としてオプションで追加するのがおすすめです。
リモコンキー・カードキー・タグキーを紛失して悪用されないか心配
小さなリモコンキーやタグキーはどこかに置き忘れたり外出先で落としたりする可能性がありますよね。
その際にそれを使って空き巣に入られないか心配な方もいらっしゃるでしょう。
しかし、大手メーカーのスマートキーは紛失したリモコンなどの登録を消す機能があります。
予備のリモコンやタグを再登録したり過去に登録した全てのキーを無効化できたりするタイプもあるため、事前に紛失時の対処方法もチェックしておきましょう。(参考:LIXIL|玄関ドア電気錠サポート)
子供だけでうまく解錠できるか心配
学校に帰ってきて大人の方が不在の時にお子さんだけでうまく解錠できるか心配なご家庭もあるでしょう。
しかし、従来の手動キーよりもむしろ解錠は簡単です。
玄関ドア本体の受信部へタグをタッチするタイプだけではなく、ランドセルなどにタグがあれば玄関へ近づくだけで解錠するタイプもあります。
ただし、何かしらのエラーでキーが反応しない可能性もゼロではありません。
そのため、万が一に備えて手動キーでも開けられる練習をし、エラーで開けられない時の対処方法をお子さんと確認しておきましょう。
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スマートキー付き玄関ドアのメリット
スマートキー付きの玄関ドアには、防犯面・快適面においてメリットがあります。
- オートロック機能があると鍵の締め忘れがなくなる=防犯性アップ
- 鍵を差し込む作業が不要になり、荷物を持っていたりお子さんを抱っこしていたりしても解錠が楽になる(ハンズフリー解錠)=快適性アップ
- 外出先でもスマートフォンのアプリから施錠解錠履歴を確認できる(例:お子さんの帰宅時間を会社で確認できる)
- スマートフォンのアプリから解錠を遠隔操作できるタイプがある
- リモコンキーやタグキー、カードキーを紛失しても別のキーを再登録できるため、シリンダーごと交換しなくて済む(手動キー付きの紛失は除く)
これらのメリットから、スマートキーを新築住宅のオプションとして追加する方だけではなく、既存ドアリフォームの際に導入する方が増えています。
スマートキー付き玄関ドアのデメリット・注意点と対策
スマートキーの普及率はじわじわと上昇していますが、一方で事前に知っておいた方が良いデメリットや注意点もあります。
玄関ドア選びを後悔しないためにも、ぜひ対策と合わせてチェックしておきましょう。
電気配線(AC100V)タイプの後付けは電気工事が必要
スマートキーには、電池で稼働するタイプと電気配線から供給される電力(AC100V)で稼働するタイプがあります。
電池タイプの場合は錠前や玄関ドアを交換する際に電気工事は必要ありませんが、AC100Vタイプは玄関までの配線工事が必要で内壁や外壁の一部を解体しなくてはいけないケースもあります。
電池式とAC100Vタイプでは選べるスマートキーのタイプが異なるため、工事範囲とコスト、使いたいスマートキーのタイプを総合的に検討してください。
手動キー付きリモコンをなくすとシリンダーごと交換に
スマートキーは手動キーを使わずに解錠施錠でき、リモコンやタグキーなどを紛失しても再登録すればすぐに使えるようになります。
ただし、手動キー付きのリモコンを紛失した場合はシリンダーごと交換しないと防犯面で不安が残ります。
電気錠の取り替えをメーカーへ依頼すると6〜20万円程度かかるため注意してください。(参考:LIXIL|修理費用の目安)
キーの紛失が心配な小さいお子さんなどには手動キーのついてないタイプを持たせておくと安心です。
後付けタイプは使いづらい可能性がある
後付けスマートキーの中には両面テープでドアに接着するタイプがもありますが、こちらは劣化によってある日突然脱落して使えなくなる可能性があります。
また、玄関ドア本体が歪んでいると最新の後付けスマートキーをつけてもエラーが多発するケースは珍しくありません。
玄関ドアの寿命は15〜30年とされているため、その年数を超えているもしくは近づいているお宅は玄関ドアごとのリフォームをおすすめします。
玄関ドアをまるごと取り替えると、「防犯性・断熱性(暑さと寒さ軽減)・デザイン性・開閉のスムーズさ」がアップします。
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防犯性・断熱性を高められる「玄関ドアリフォーム」|工期と費用目安
スマートキーをご自宅へ導入したい方は、ぜひ玄関ドア全体のリフォームをご検討ください。
玄関ドアの断熱性は年々向上しており、最近は断熱性に加えて施錠しても玄関に新鮮な空気を取り込める通風ドアも少なくありません。
また、ソフトクローズなどのケガ防止機能や毎日の開け閉めが楽になる機能もほとんどの玄関ドアに標準装備されています。
しかし、玄関ドア全体を交換するとなると工期や費用がかかるのではと心配な方も多いでしょう。
そこで、一般的な玄関ドアリフォームの工期と費用を紹介します。
工期 | 工事時間:半日〜1日 ※玄関ドア発注から納品まで数週間から1ヶ月程度の期間あり |
費用 | 工事費用+材料費:574,285円(ドア定価658,900円) ※弊社「窓一番」の場合 ※LIXILリシェント(43N/片開き/ランマ無し/断熱仕様/ハンドルA型/Familockタグキーセット[タグキー3個、リモコンキー1個])、現地調査と同時契約、平日工事・施工写真撮影OKの場合 |
●窓や玄関ドアなどのアルミサッシ取扱量は埼玉県内有数の多さで、多くの施工実績があります。
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●同グループ内にリノベーションやリフォームを専門に行なっている部門があるため、付帯工事からフルリノベーション、インテリアデザインのコーディネイトまでまとめてお任せいただけます。
補助金を使えばリーズナブルにスマートキー付き玄関ドアに
錠前単体ではなく玄関ドアごと交換すると、条件次第で補助金をもらえる可能性があります。
先進的窓リノベ2024事業 | 補助金額:58,000〜220,000円/ヶ所 ※窓工事(内窓設置、外窓交換)と同一工事である場合のみ対象 ※窓工事と組み合わせると補助金額は最高200万円に |
こどもエコすまい支援事業(リフォーム) | 補助金額:30,000〜34,000円/ヶ所 ※申請する補助額の合計が5万円以上である場合のみ対象(玄関ドア交換だけではなく、窓工事やその他対象リフォーム工事と組み合わせる必要あり) ※その他工事と組み合わせると補助金額は最高30万円に |
上記以外にも各自治体で独自の補助事業を実施しているところもあるため、併せてチェックしましょう。
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