【2024完全予測】住宅窓の省エネリフォームに関連する補助金を解説

今お住まいの家をリフォーム・リノベーションしたい方にとって気になるのが、「補助金」ですね。

しかし、11月に入り2023年度分補助金は、その受付を終了しているものが大半です。

では、2024年度も住宅リフォーム・リノベーションに関連する補助事業が同じように行われるのでしょうか。

今回は、国の予算から2024年度の住宅窓リフォームに関する補助金傾向を予測します。

まだ申請に間に合う可能性のある2023年度の補助金も紹介しますので、窓のリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

2024年は過去最高額の“窓省エネ化リフォーム”に関する概算要求が

「概算要求」はあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、各省庁が財務省へ提出する次年度の希望予算計画です。

この概算要求は公に公表されているため、どなたでも確認できます。（参考：衆議院｜概算要求の概要の公表について）

この概算要求額を見ると、来年度に補助事業へ充てられる金額が予測できるのです。

ここで、環境省・国土交通省・経済産業省が連携して計画している事業内容を見てみましょう。

断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援（断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業）と称された事業が計画されており、2024（令和6）年度の概算要求額は、なんと「1,170億円」にも上ります。

窓に関する事業以外にも、各省から提出された住宅にかかわる概算要求額は、軒並み過去最高額です。

【断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業】	2022年予算額：99億円 2023年予算額：99億円 2024年概算要求額：1170億円
【戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）化等支援事業】	2022年予算額：13億円 2023年予算額：65億円 2024年概算要求額：75億円
【集合住宅の省CO2化促進事業】	2022年予算額：13億円 2023年予算額：34億円 2024年概算要求額：48億円

概算要求はあくまでも最終計画ではないので、このまま国会を通過しない可能性もゼロではありません。

しかし、住宅の省エネ化リフォームに関する補助事業は、2022年度から継続されており、消費者からの要求も大きいため、少なくとも2023年の予算額を下回ることは低いと考えられます。

2023年に引き続き“窓の断熱リフォーム”に注目

まだ、2024年の住宅に関する補助金情報は公表されていないため、詳細は分かりません。

しかし、2023年度のように、募集が開始されると申請が集中し、予算額に達してしまえば、受付期限を待たずに事業が終了します。

そのため、補助金を利用して窓リフォームをしたい方は、早めに計画を練り始めることをおすすめします。

住宅の窓断熱リフォームで補助金の対象となる可能性が高い工事は以下の通りです。

• 既存窓への内窓（インナーサッシ）設置
• 既存窓の断熱サッシへの取り替え
• 既存窓ガラスの複層ガラスへの取り替え

どちらも、工事作業は一カ所あたり数時間で終了するため、気軽にできるリフォーム工事です。

窓の断熱性を高めることで、光熱費削減、ひいては省エネ、カーボンニュートラル実現へ貢献できます。

そのため、2023年度に行われた「こどもエコすまい支援事業」や「先進的窓リノベ事業」が継続されることは、ほぼ間違いありません。

2022年から継続されている補助事業は、どれも毎年ほとんど条件が変わっていませんので、事前に申請要件などをチェックしておくことをおすすめします。

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