「窓ガラスの防犯フィルムは意味ない」は本当?DIY施工の注意点と効果的な泥棒対策

「窓ガラスの防犯フィルムは意味ない」の真実|DIY施工の注意点と効果的な泥棒対策

関東近郊エリアを中心に、戸建住宅をターゲットとした空き巣・強盗事件が多発しています。

そこで一気に注目度が高まったのが「窓の防犯フィルム貼り」です。

しかし防犯フィルムについて調べると「意味がない」「後悔した」という方は少なくありません。

そこで今回は、防犯フィルムの効果やメリットから、デメリット・注意点まで詳しく紹介します。

窓の防犯対策別に価格なども比較して解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

このコラムで分かること

●窓ガラスの防犯フィルム貼りには手軽さやコストの安さなどのメリットがある反面、事前に知っておくべきデメリットがあります。

●窓の防犯リフォームを検討する際は、フィルム貼り以外の方法と特徴や価格を比較しましょう。

●窓リフォームは、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」施工事例数を誇る“窓一番”にお任せください。



防犯フィルムの効果とメリットとは

防犯フィルムの効果とメリットとは

窓ガラスに貼る防犯フィルムとは、ポリエチレンテレフタラート(PET)やアクリル樹脂、酸化ケイ素などから作られた弾性のあるガラス用フィルムです。

空き巣や強盗の侵入経路は一戸建ての場合「窓」がダントツ1位で、手口を見ると鍵の締め忘れに次いでガラス破りが約35%と多いため、ガラスの防犯性を高めることは侵入犯罪対策として重要とされています。

防犯フィルムを窓ガラスに貼ると、ガラスが破られても貫通するまで時間を稼げるようになります。

では、窓ガラスに防犯フィルムを貼るメリットを紹介します。

分厚いフィルムはガラスに穴を開けるまで何度も打撃が必要

市販の防犯フィルムの厚さは200μm程度のものから、350μm以上のものまでいくつかグレードがあります。

厚さによって防犯効果は異なり、350μmの防犯フィルムはガラスの打ち破り試験で7回強い打撃を受けても手が入るほどの穴は開かないのが通常です。

空き巣・強盗は大きな音が出ることや侵入に時間がかかることを嫌がるため、防犯フィルムは防犯対策として効果的と言えます。

厚さ350μm以上の防犯フィルムには、万が一ガラスが破られた場合のお見舞い保険が付いているものもあるほどです。

窓ガラスの飛散を軽減できるため防災につながる

防犯フィルムは窓ガラスの破片が飛散しにくいため、地震や台風の際に窓ガラスによる怪我も防止できます。

ここで注意しなくてはいけないのが、「防犯フィルムと飛散防止フィルム」の違いです。

飛散防止フィルムはあくまでも破片を防ぐことが目的であり、厚さ70μm程度の薄いものから売られています。

そのため、飛散防止フィルムを貼っても防犯効果を得られないため気をつけましょう。

UVカット・遮熱効果のあるフィルムも

防犯フィルムの中には、UV(紫外線)を99%ほどカットするものもあります。

そのため、日差しの強い部分では家具や床を日焼けから守ることもできるのです。

UVカット効果に加えて遮熱効果の高いフィルムもあるので、窓辺の暑さにお悩みの方は仕様の詳細まで確認しましょう。

DIYでも比較的施工できる

窓のフィルム貼りは特殊な工具が必要ないため、比較的DIYでチャレンジしやすい防犯対策です。

  • 窓周りが濡れたり汚れたりしないように養生する
  • ガラスを採寸し、フィルムをカットする
  • ガラス表面を清掃して細かいホコリなども徹底的に取り除く
  • 水溶液をガラスに吹きかける
  • 水溶液が乾かないうちにフィルムを貼る
  • フィルムの位置が決まったらフィルムにも水溶液を吹きかけて、ヘラでガラス面とフィルムの間に入った空気を外周に押し出す
  • 水分が完全に乾燥したら完成

ただし、正しく施工しないと防犯効果が十分に発揮されないため注意が必要です。

コストが安い

窓の防犯対策としてはガラスの取り替えなど他の方法もありますが、それと比べると防犯フィルム貼りは費用を抑えられます。

ただし、フィルムの厚さによって材料費は異なり、DIYかプロに施工を依頼するかによってもコストの差は大きいので注意しましょう。

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防犯フィルムのデメリット・注意点

防犯フィルムのデメリット・注意点

防犯フィルム貼りは比較的手軽にできるリフォームですが、事前に知っておいていただきたいデメリットがあるため注意しましょう。

施工後すぐは防犯効果を発揮しない

防犯フィルムはガラスに貼ってもすぐに防犯効果は現れません。

窓ガラスとフィルムの間に吹きつけた水溶液が完全に乾燥するまで、十分な密着力が発現しないからです。

夏には1ヶ月程度、冬には1〜3ヶ月程度かかる可能性があるため、その間は注意しましょう。

DIYでの施工は難しく剥がれやすい

ガラスフィルム貼りは比較的どなたでも取り掛かりやすいDIYであるものの、正しく施工するのは簡単ではありません。

防犯性の高い分厚いフィルムほど施工が難しいので注意しましょう。

ガラス面との間に空気が残ると均一に貼れず密着性が損なわれ、防犯性が十分に発揮されません。

特にフィルムの端部(外周)を正しく処理できていないと、そこからすぐに剥がれてしまうため注意が必要です。

クレセント周りだけ部分貼りしても“意味がない”

DIY用に市販されている防犯フィルムの中には、クレセント周りに部分貼りするタイプもありますが、これはほぼ意味がありません。

フィルムの部分貼りは密着性が低く防犯効果が低いだけではなく、フィルムを貼っていない場所を簡単に破られてそこから手を入れて簡単に解錠できてしまうからです。

厚みが不十分だと防犯効果は低い

ガラスフィルムの防犯効果は厚さと比例するため、200μmのものと350μm以上のフィルムを比較すると後者の方が防犯性が高いと言って間違いありません。

100円ショップやホームセンターでDIY用に売られている防犯フィルムの中には200μm以下のものもあるため注意しましょう。

防犯フィルムを選ぶ際は「CPマーク」認定を受けた製品がおすすめです。

CPマーク
引用:警察庁|住まいる防犯110番

CPマークとは「防犯性能の高い建物部品」として公的に認定されている製品のみに付けることが許されており、品質安定性と高い防犯性が証明されています。

防犯性の高いCPマーク認定フィルムは“プロ”の施工が必須

CPマークの付いている高い防犯性をもつフィルムは、DIYで施工できません。

ガラスの種類や窓のタイプによってCPマークの認定を受けられる条件が決められています。

  • 単板ガラスは厚みが5mm以上であること
  • 複層ガラスにおいては、フィルムを貼るガラスの厚みが5mm以上であること
  • 複層ガラスにおいては、特定の製品に限りガラスの厚みが3mm以上であること
  • ガラスの露出部(もしくは呑み込み部分を含む)全面にフィルムを貼ること
  • 可動式窓はクレセントがサブロック機能付きもしくは補助錠付きであること
  • 建築フィルム1級・2級※の有資格者による施工であること

※建築フィルム1級・2級:正式名称を「ガラス用フィルム施工職種技能検定」と呼び、学科試験・実技試験を経て取得できる資格

耐用年数(寿命)が短く定期的な貼り替えが必須

防犯合わせガラス※は20年以上の耐用年数であるのに対して、防犯フィルムの寿命は10〜15年程度です。

そのため、防犯性を維持するためには定期的な貼り替えが必要になります。

※防犯合わせガラス:ガラスとガラスの間に特殊樹脂膜を挟み込んだ製品で、打撃を受けても貫通しにくい

フィルムの種類によっては“熱割れ”のリスクがある

直射日光の当たる窓で注意しなくてはいけないのが「熱割れ」で、ガラスの熱膨張(その後の収縮)によってヒビが入る現象です。

フィルムを貼ることでガラス面に熱がこもりやすく発生リスクが高まると言われています。

ただし、透明性の高いフィルムは熱を吸収しにくく、熱割れのリスクは比較的低いため、あまり気にする必要はないでしょう。

しかし、サッシメーカーによってはガラスの種別問わずフィルム貼りを推奨していない会社もあるため、注意しましょう。

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窓リフォームの補助金を使えない

窓リフォーム向けの補助金制度はいくつかありますが、どれもガラスのフィルム貼りはその対象に含まれません。

同じく既存住宅の窓改修をした場合に利用できる減税特例や税控除も受けられませんので注意しましょう。

ポイント

先進的窓リノベ2025事業では、断熱性能のある防犯合わせ複層ガラスへ取り替えたり、窓サッシごと交換したりすると「最高で200万円」の補助金をもらえます。


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フィルムだけでは防犯対策が不十分かも|ガラス交換・外窓交換との特徴比較

フィルムだけでは防犯対策が不十分かも|ガラス交換・外窓交換との特徴比較

窓ガラスのフィルム貼りだけでは防犯対策として不十分かもしれません。

窓の防犯対策として以下の方法も選択肢として考えられます。

  • ガラスを「防犯合わせガラス」に取り替える
  • 窓サッシごと取り替える(外窓交換)

※窓リフォームの方法として内窓(二重窓)もありますが、防犯面の観点からはあまり採用されません。窓を二重にしても外窓の防犯性が低ければあまり意味がないからです。

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では、防犯フィルム貼りとこれらの方法を項目ごとに比較してみましょう。

メリット

工事方法メリット
防犯フィルム貼り・トータルコストが安い
・DIYでもできる
ガラス交換・耐用年数がフィルムより長い
・補助金の対象となる可能性がある
外窓交換・耐用年数がフィルムより長い
・クレセントの防犯性も高まる
・新しい窓は侵入犯から「防犯性が高い」と認識されて狙われにくい
・窓の内観や外観もきれいになる
・建て付け不良も解消される
・開閉方式を変えられる(引違いから押し出しなど)
・補助金の対象となる可能性がある

デメリット

工事方法デメリット
防犯フィルム貼り・(施工方法やフィルムの種類によって)防犯性能にムラがある
・耐用年数が短い
・ガラスの細かい傷やサッシ枠の劣化、建て付け不良は改善されない
ガラス交換・フィルム貼りよりトータルコストが高い
・サッシ枠の劣化や建て付け不良は改善されない
外窓交換・フィルム貼りよりトータルコストが高い
・(はつり工法※は)工期が長く窓周りの解体補修工事が必要になる

※はつり工法:窓周りの壁や床を解体してサッシ枠ごと取り替える方法

価格・費用

工事方法価格目安
防犯フィルム貼り24,000〜30,000円/㎡(材料費+プロによる施工)

※100×160cmサッシ=40,000〜50,000円程度/カ所
ガラス交換30,000〜40,000/㎡(材料費+施工費)

※100×160cmサッシ=50,000〜65,000円程度/カ所
外窓交換190,000〜210,000円/組(材料費+施工費)

※樹脂アルミ複合サッシ・引違い窓の場合
ポイント

ガラス交換と外窓交換の費用を比較すると大きな差がありますが、先進的窓リノベ2025事業では、外窓交換の方が1カ所あたりの補助金が多いためお得にリフォームできます。

窓サッシの寿命は15〜20年程度なので、築20年を超える(近い)お宅は、外窓交換がおすすめです。



工期(工事時間)

工事方法工事時間目安
防犯フィルム貼り30分程度/枚

※引違い窓1組で1時間程度
ガラス交換30分〜1時間程度/枚

※引違い窓1組で1〜2時間程度
外窓交換(カバー工法※)2〜4時間程度/組

※カバー工法:既存サッシ枠を残してその上に新しいサッシ枠を被せる方法で、壁や床の解体が必要ないためコストも工期も抑えられる方法です。

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ポイント

“窓一番”は、1966年創業以来培った知識と経験を活かし、あなたのご要望にあった窓のリフォームプランを提案いたします。

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