トイレの結露対策【グッズ&リフォーム】|場所別の発生原因や水漏れとの見分け方も解説

「トイレの結露対策をしたい」「トイレで結露が発生するのはなぜ?」とお考えの方へ。
トイレでは便器や窓などに結露が発生するケースがあり、カビの原因となるため、防止対策を講じることが重要です。
そこで今回は、トイレの結露対策を“窓リフォーム”のプロがご紹介します。
この記事を読むと、トイレの結露を防いで快適な空間を実現するヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
●トイレに結露が発生するのはなぜかを、窓・便器・タンクなど場所別に解説します。
●トイレの結露対策を、「グッズ・生活習慣」と「リフォーム」のケース別にご紹介します。
●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。
目次
トイレに結露が発生するのはなぜか【場所別】

トイレに結露が発生する理由を、場所別にチェックしましょう。
場所 | 理由 |
---|---|
窓 | 外気温とトイレスペースの温度差 |
ドア | トイレスペースと廊下などとの温度差 |
便器・タンク | 便器・タンク内の水温とトイレスペースの温度差 |
給水管・止水栓の周辺 | 管のなかの水温とトイレスペースの温度差 |
上記のようにトイレの結露の原因は「温度差」にあり、加えて「湿度」が大きく関係します。
具体的には、湿気を含んだ空気が窓や便器などに触れる際に空気の温度が下がり、その際に含むことができなくなった水分が結露として現れます。
これは、空気には温度が下がると空気中に内包できる水分量が減るという性質があるためです。
また、トイレは日常的に水を使用するので湿度が高くなりやすく、次の章以降でご紹介する結露対策を実施することが大切です。
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トイレの結露対策【グッズ・生活習慣】

ここでは、トイレの結露対策としてグッズ・生活習慣編をご紹介します。
「すぐにトイレの結露を改善したい」とお考えの方は、参考にしてください。
定期的に換気する
トイレ内の湿度が上昇するのを防ぐには、定期的に換気して湿気を排出する必要があります。
こまめに窓やドアを開けたり、換気扇を使用したりして、トイレ内の湿気を逃しましょう。
換気扇を使用する際にドアを少し開けておくなど、空気の通り道をつくると効率よく空気を入れ替えられます。
トイレのフタを開けたままにしない
トイレの水を使用する際にフタを開けたままにすると水滴が飛び散り、湿気が増える原因となるので、水洗時はフタを閉めましょう。
また、トイレのフタを開けたまま水を流す場合、雑菌やウイルスが飛び散るおそれもあり、衛生的に利用するためにもフタを閉めることをおすすめします。
便器には常に水が張られているので、使用しない時間帯にもフタを閉めておくと湿気が広がるのを抑えられます。
除湿剤を設置する
トイレの結露を予防したい場合は、除湿剤を設置して湿気を取り除くのも有効です。
湿気を含んだ空気は空間の下部分や四隅に滞留しやすいので、トイレ内の低い位置や角のスペースに除湿剤を設置しましょう。
また、トイレのにおいにお悩みの場合は、脱臭・消臭の機能が追加された製品を選ぶと、湿気はもちろん気になるにおいも軽減できます。
除湿剤の効果が続く期間は3ヶ月前後が目安となるため、定期的な交換が必要です。
結露防止シートやスプレーを利用する
トイレの窓に結露防止シートやスプレーを利用すると、結露を抑えられる可能性があります。
結露防止シートには以下の2種類があり、100円均一・ホームセンター・通販などで購入が可能です。
種類 | 内容 |
---|---|
吸水タイプ | 窓に発生する結露を吸収する |
断熱タイプ | 熱の出入りを抑えて窓の結露を防ぐ |
また、「結露防止スプレー」とは、ガラスに吹きかけてできる膜が水分を吸水・撥水することで結露を軽減するアイテムです。
結露防止スプレーは製品によって使用できる素材が異なるため、サッシを含めて吹きかけたい場合は利用範囲を確認してから購入しましょう。
タンクや便器下にカバーを取りつける
結露しやすいタンクや便器下にカバーを取りつけると、空気が直接タンクや便器に触れるのを防げるので、結露の軽減に役立ちます。
トイレタンク内に発泡スチロールを設置して断熱効果を高める方法もありますが、発泡スチロールを加工する手間がかかり、タンク内にスペースが必要となるため、カバーで対策するほうがスムーズです。
冷えやすい金属製のドアノブの場合も、カバーを取りつけて直接空気と触れないようにすれば、結露を抑えられます。
トイレの結露対策【リフォーム】

続いて、リフォームでできるトイレの結露対策をご紹介します。
「トイレの結露を根本から解消したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
防露タイプの便器・タンクに変更する
断熱層が設けられている防露タイプの便器・タンクに変更すると、温度差を解消して結露を防ぎやすくなります。
これは、便器・タンク内の断熱層によって熱が伝わるのを防ぎ、便器・タンクの表面温度が変化しにくくなるためです。
防露タイプの便器・タンクに交換すればトイレ本体の結露は予防できるものの、窓の結露は防げないため、次の章以降でご紹介する「内窓の設置」や「窓の交換」も検討しましょう。
内窓を取りつける
「内窓」とは現在ある窓の内側に新たに設置する窓のことで、「二重窓」「二重サッシ」とも呼ばれます。
トイレの窓に内窓を設置すると、外窓と内窓の間にできる空気層が熱の出入りを抑えるので、窓の表面温度が変化しにくくなり、結露を防ぐことが可能です。
トイレに内窓を設ける場合、以下のようなメリットもあります。
- 外気の影響を受けにくくなり、トイレの暑さ・寒さを軽減してヒートショック予防に役立つ
- 既存の窓枠にぴったり内窓を設置することで気密性がアップし、隙間風を防げる
- 窓が2枚あるため侵入しづらい印象を与え、防犯性が高まる
結露防止に加えて、ヒートショック予防や防犯性アップを検討している方に、内窓の設置がおすすめです。
断熱性に優れた窓に交換する
トイレの窓を断熱性に優れた窓に交換すると、熱が出入りする量が減って外気の影響を受けにくくなるので、結露防止に効果的です。
窓の性能によっても異なりますが、窓を交換する場合は以下の性能アップも期待できます。
- 気密性
- 防音性
- 防犯性
- 操作性
また、窓を交換するリフォームでは、防犯性アップを目的に窓のサイズを小さくすることも可能です。
結露防止だけではなく、「スムーズに開閉できる窓にしたい」「外観をリニューアルしたい」とお考えの方に窓交換が向いています。
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トイレの結露に関するQ&A

トイレの結露に関してよくいただく質問を、埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇る“窓一番”が解説します。
トイレの結露と水漏れの見分け方は?
タンク・便器に結露が付着しており、床が濡れているようであれば、結露が垂れていることが原因だと考えられます。
逆にタンク・便器に結露がついておらず、トイレの水を流すと床が濡れる場合は、水漏れが原因だと推測できます。
上記の見分け方は目安であり、結露と水漏れの判断が難しい際は専門業者へ点検を依頼してください。
トイレの換気扇はつけっぱなしにしたほうがいい?
結露防止を目的とする場合は、トイレの換気扇は24時間つけっぱなしのほうが湿気を排出しやすいといえます。
ただし、トイレの換気扇をつけっぱなしにしたほうがいいかは、ご家族によっても考え方が異なります。
電気代や換気扇の音が気になるようなケースでは、ご家族の考え方を踏まえて換気扇の使い方を決めましょう。
団地やマンションでできるトイレの結露対策は?
団地やマンションのトイレで結露を防止したい場合は、「トイレの結露対策【グッズ・生活習慣】」「トイレの結露対策【リフォーム】」の章でご紹介した対策を実践してみましょう。
ただし、分譲物件ではリフォームできる可能性がありますが、賃貸物件では個人の意思によるリフォームは認められないので注意してください。
分譲で内窓の設置などのリフォームができるかは管理規約によって異なるため、あらかじめ確認してからリフォームを決めることが大切です。
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