窓ガラスの防音対策をケース別に紹介|対策が必要な理由や注意点も解説

外からの騒音でお悩みの場合、「窓ガラス」が原因の1つとなっているケースがあります。
防音性の低い住宅では外からの音が気になるだけではなく、住宅内部の音も漏れやすいため、プライバシー保護の点からも対策が欠かせません。
そこで今回は、窓ガラスの防音対策を“窓リフォーム”のプロがケース別にご紹介します。
この記事を読むと音のストレスを減らし、ご家族が快適に暮らすためのヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
●「窓ガラスは窓の防音性能を決める要素の1つである」など、窓ガラスの防音対策が必要な理由をお伝えします。
●窓ガラスの防音対策を「DIY」と「リフォーム」のケース別にご紹介し、窓ガラス以外の防音対策もお伝えします。
●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。
目次
窓ガラスの防音対策が必要な理由

窓ガラスは窓の防音性能を決める要素の1つであり、以下のような悩み・考えをお持ちの場合は対策を講じることが重要です。
- 外からの騒音に悩んでいる
- 静かな環境で生活したい
- 音によるご近所トラブルを避けたい など
窓ガラスの防音性能を高めれば、上記のストレスを軽減して快適性アップに役立ちます。
また、窓ガラスの防音性能が向上すると、住宅内部の生活音が外へ漏れづらくなるため、プライバシー保護につながるのもポイントです。
ただし、「楽器を1日中弾きたい」「映画や音楽を大音量で楽しみたい」といった場合には、窓の防音対策に加えて防音室の設置も視野に入れて検討することをおすすめします。
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窓ガラスの防音対策【DIY】

まず、DIYでできる窓ガラスの防音対策をご紹介します。
「なるべくお金をかけずに防音対策したい」「自作で対策できる方法を知りたい」とお考えの方は、参考にしてください。
防音シートを貼り付ける
「防音シート」とは遮音と吸音の両方の役割を持つシートのことで、窓に貼ることで騒音が入り込むのを防ぎます。
採光しながら防音したい場合には「透明なタイプ」、目隠し効果を狙う場合には「不透明なタイプ」がおすすめです。
防音シートのなかにはUVカット機能付きの製品や、断熱シートを兼ねている製品もあるので、目的に合わせて選択しましょう。
防音シートはホームセンターや通販で買えるので、手軽に対策できるのもメリットです。
吸音ボード・パネルを設置する
グラスウールやウレタンフォームなどの素材でできた「吸音ボード・パネル」を設置すると、ボード・パネル内の素材によって音が吸収されて伝わりづらくなります。
基本的に吸音ボード・パネルは室内の音を吸収するアイテムなので、楽器の演奏時など「室内の音を外に漏らしたくない」とお考えの際に最適です。
ただし、吸音ボード・パネルによって窓から採光できなくなるため、窓がふさがっても支障がない場合に利用しましょう。
窓ガラスの防音対策【リフォーム】

続いて、リフォームでできる窓ガラスの防音対策を解説します。
音によるストレスを根本から解消したい方は、ぜひ参考にしてください。
内窓を設置する
「内窓」とは既存の窓の内側に新たに設ける窓のことで、「二重窓」とも呼ばれます。
内窓を設置すると外窓と内窓の間に空気層ができるため音が伝わりづらくなり、防音効果を見込めるのが特徴です。
また、内窓により気密性が高まると、外窓の隙間から入り込んだ音もシャットアウトできます。
外窓と内窓の間の空気層は、音だけではなく熱の出入りも防げるので断熱性アップにつながるのもメリットです。
住宅の断熱性が高まれば、冷暖房効率がアップして光熱費の削減にも役立ちます。
防音ガラスに交換する
「防音ガラス」とは、特殊中間膜を挟んだ2枚以上の合わせガラスを指します。
防音ガラスを採用すると特殊中間膜によって音の振動が吸収され、音が伝達するのを抑えることが可能です。
また、防音ガラスを「内窓」や複数のガラスから構成される「複層ガラス」に取り入れる場合、さらに高い防音効果を期待できます。
ただし、サッシの隙間から音が入り込んでいる場合は、ガラス交換のみでは対策が不十分なので、施工業者からアドバイスをもらいながらリフォーム内容を決めましょう。
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窓ガラス以外の防音対策【サッシなど】

ここでは、窓ガラス以外の防音対策をご紹介します。
より防音効果を高めるためにも、窓ガラスの対策とあわせて実施しましょう。
サッシに隙間テープを貼る
音はサッシの隙間からも出入りしているため、隙間テープでサッシの隙間をふさぐことも大切です。
「隙間テープ」とは、テープ表面にスポンジなどが貼り付けられているシール材のことで、窓やドアの隙間を埋めるために利用します。
ただし、隙間テープの厚さによっては窓の開閉がしづらくなる場合があり、隙間に合った厚みの製品を選びましょう。
隙間テープは100円均一・ホームセンター・通販で購入でき、手軽に対策することが可能です。
防音カーテンを取り付ける
特殊な織り方やコーティングによって防音性能を高めた「防音カーテン」を取り付けると、外からの騒音や音漏れを軽減できます。
カーテンは生地の層と比例して性能も高くなるため、防音性を重視するなら多重構造の製品がおすすめです。
ただし、防音カーテンは一般的なカーテンと比較して重量が重いことから、実物を確認してから購入する必要があります。
防音カーテンが窓のサイズよりも小さいと隙間から音が出入りするので、カーテンはゆとりを持ったサイズにしましょう。
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窓ガラスの防音対策をする際の注意点

最後に、窓ガラスの防音対策をする際の注意点を解説します。
それぞれのポイントを押さえて、スムーズに防音対策を進めましょう。
サッシも含めて対策を検討する
窓の防音性能は「窓ガラスの性能」に加えて、「サッシの気密性」も大きな影響を与えます。
窓ガラスの防音性能を高めてもサッシに隙間があると音が出入りするので、サッシも含めて対策を検討することが重要です。
隙間テープでもサッシの隙間は埋められるものの、根本的な解決にはならないため、内窓の設置や窓の交換も視野に入れましょう。
窓ごと交換すれば、防音対策はもちろん「開閉しづらい」「防犯性に不安が残る」といったストレスも一緒に解消できます。
賃貸マンションの場合は管理会社に相談する
賃貸マンションの場合は個人の意思でリフォームできないため、騒音でお悩みの場合には管理会社に相談しましょう。
なお、以下のような防音対策であれば賃貸マンションでも実施できる可能性があります。
- 隙間テープ
- 防音シート
- 防音カーテン など
上記の防音対策を実施する際は、退去時にテープやシート跡が残らないように、定期的な張り替えや掃除をする必要があります。
リフォームは専門業者に依頼する
窓の防音リフォームを実施する場合は、専門業者に依頼しましょう。
たとえば、内窓を既存の窓枠にぴったりと施工するには技術力が必要となり、DIYだと隙間ができて効果的な防音対策につながらないケースがあります。
また、専門業者に相談するとプロ目線でアドバイスがもらえるため、ご自宅の状況に合った防音対策を実施できるのもメリットです。
専門業者のホームページなどから施工事例をチェックして、リフォームの実績が十分あるか確認しましょう。
“窓一番”の施工事例を、以下よりご覧いただけます。

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