玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の対処法|原因や避けるべき行動、トラブルを予防する方法も解説
「玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない」とお困りの方へ。
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合、さまざまな原因が考えられるため、原因を押さえたうえで対応することが大切です。
そこで今回は、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の対処法を解説します。
この記事を読むと、玄関ドアの鍵の不具合を解消するヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
●玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の原因と対処法を解説します。
●玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に避けるべき行動や、トラブルを予防する方法をご紹介します。
●“窓一番”は、1966年創業以来埼玉県随一の「外窓・内窓・玄関ドア工事」の施工事例数を誇り、最適な工事プランの提案から補助金申請までお客様をサポートしております。
目次
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の原因
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合には、以下のような原因が考えられます。
種類 | 内容 |
---|---|
鍵・鍵穴(シリンダー) | ・鍵の変形や汚れ ・鍵穴のホコリやゴミ ・鍵穴の故障 ・鍵穴が浮いている |
ストライク(錠受け) | 位置がずれている |
箱錠(ドア内部の部品) | 部品の変形や破損 |
「鍵・鍵穴(シリンダー)」と「ストライク」の不具合は、ご自身で対応できる可能性があります。
箱錠は玄関ドア内部に組み込まれているため状態を確認するのが難しく、まず鍵などのほかの部品の状態をチェックして原因を探りましょう。
また、スペアキーを使うと原因を把握できる場合があるので、以下のように試してみてください。
- スペアキーが回る:普段使用している鍵に変形などの問題がある
- スペアキーが回らない:鍵以外に問題がある
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない原因を特定したら、次の章で紹介する対処法を実践してみましょう。
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玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の対処法
続いて、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の対処法を解説します。
ご自宅の玄関ドアの状態を踏まえながら、それぞれの対処法をチェックしましょう。
鍵穴(シリンダー)を掃除してホコリやゴミを取り除く
鍵穴(シリンダー)の内部に溜まったホコリやゴミによって、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない状態になっている可能性があるので、以下のアイテムを使って取り除きましょう。
- 掃除機:掃除機の先端を鍵穴(シリンダー)に当てて吸い出す
- エアダスター:鍵穴(シリンダー)に向けて吹きかける
「エアダスター」とは、ノズルから気体を噴射することでホコリなどを吹き飛ばすアイテムです。
鍵穴(シリンダー)のスペースは狭いように見えますが、風によって舞い上がったホコリや鍵に付着した細かなゴミが蓄積しているケースがあります。
鍵穴(シリンダー)に専用の潤滑剤を使う
鍵穴(シリンダー)に専用の潤滑剤を使うと鍵の滑りがよくなるので、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らないといった不具合を改善できる場合があります。
ただし、鍵穴にホコリやゴミが溜まっていると潤滑剤によって固まるケースもあるため、潤滑剤を吹きかける前に鍵穴(シリンダー)の掃除が必須です。
なお、鉛筆の黒鉛でも代用可能で、鍵の溝やくぼみを鉛筆でなぞり、鍵穴(シリンダー)に抜き差しすることで滑りを改善できます。
鉛筆を使う場合には、最後に鍵に付着している黒鉛を忘れず拭き取りましょう。
鍵を歯ブラシなどで掃除する
鍵の溝やくぼみに付着したゴミが、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない原因となっているケースがあるので、歯ブラシやマイクロファイバークロスを使ってきれいにしましょう。
鍵の表面や側面に小さなくぼみがある「ディンプルキー」は形状的に汚れが溜まりやすいことから、注意する必要があります。
加えて、ディンプルキーは精密度が高く多少の誤差で鍵が回らない場合もあるため、定期的な掃除が欠かせません。
鍵を掃除する際は「鍵は曲がっていないか」「欠けや摩耗がないか」など状態もあわせてチェックしておくと、異変に気づきやすくなります。
ストライクの位置を調整する
「ストライク」とはドア枠に設けられているプレート状の金物のことで、デッドボルト(施錠する際にドア側から出る四角い鉄の棒)などの部品を収める役割を持っています。
ストライクがずれていると施錠時にデッドボルトが引っかかり、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない原因となるので、適切な位置に調整しましょう。
ストライクの位置の調整方法は、以下のとおりです。
- ドライバーでストライクを固定している上下のネジを緩める
- ストライクの位置を調整する
- ドライバーでストライクのネジを締める
- 鍵が回るか確認する
ストライクを完全に外すと元に戻せなくなる可能性があるため、ネジを緩める際には加減に注意してください。
サムターンのネジを調節する
鍵穴(シリンダー)が浮いているようであれば、ドアの内側に設けられている「サムターン(回転式のつまみ)」のネジを調節しましょう。
サムターンのネジが緩んでいると、室外側から鍵を回しても室内側と連動しないため、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない状態となっている可能性があります。
サムターンのネジの調節方法は、以下のとおりです。
- ドライバーでサムターンのネジを緩める
- サムターンのつまみを外す
- サムターンの下にある台座のネジを締め直す
- つまみを元に戻してネジを締める
- 鍵が回るか確認する
ただし、サムターンの種類によってもネジの調節方法が異なることから、ご自身で対応するのが難しい場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
普段使用していないスペアキーを使う
鍵の変形などで玄関ドアの鍵が回りにくい・回らなくなっている可能性もあるので、普段使用していないスペアキーで解錠・施錠してみましょう。
変形した鍵が純正キーである場合には、時間がかかりますがメーカーから純正キーを取り寄せることも可能です。
また、曲がったのが純正キーではなくスペアキーである場合は、ペンチで鍵を完全に折って複数回に分けて捨てるなど防犯面を考慮しながら廃棄することが大切です。
専門業者に修理を依頼する
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に専門業者に修理を依頼したほうがいいケースは、以下のとおりです。
- 原因を特定できない
- 鍵穴(シリンダー)を交換する
- DIYに自信がない
- 防犯性を向上させたい など
鍵穴(シリンダー)の交換はDIYでも可能ですが、交換作業が複雑な鍵は取り付けに失敗しやすいので、施工業者に依頼するのが無難です。
玄関ドアの鍵が完全に回らない場合はもちろん、回りにくいと感じたら早めに専門業者に依頼しましょう。
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に避けるべき行動
ここでは、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に避けるべき行動をご紹介します。
不具合を悪化させないように、それぞれの内容を踏まえて対処しましょう。
鍵を無理やり回す
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない際に、鍵を無理やり回すと鍵穴(シリンダー)の内部で鍵が折れる可能性があります。
鍵穴(シリンダー)の内部で鍵が折れると、ピンセットやペンチで折れた部分を取り除いたり、専門業者に修理を依頼したりする必要があり、手間や費用が増えるので注意しましょう。
また、無理やり回して鍵が変形した場合には、鍵の取り寄せなどが必要です。
鍵以外のアイテムで施錠・解錠する
玄関ドアの鍵が回りにくい・回らないからといって、以下のような鍵以外のアイテムで施錠・解錠するのは避けるのが賢明です。
- ヘアピン
- 安全ピン
- つまようじ
- 針金 など
上記のアイテムで施錠・解錠しようとすると、鍵穴(シリンダー)の内部が破損するおそれがあります。
スペアキーがない状態で玄関ドアの鍵が回らなくなった際には、無理にピッキングするのではなく、専門業者に修理を依頼しましょう。
鍵穴(シリンダー)専用以外の潤滑剤を使用する
鍵穴(シリンダー)専用以外の潤滑剤を使用すると、内部で油分とホコリが固まってしまい、状況を悪化させる可能性があります。
ご自宅に鍵穴(シリンダー)専用以外の潤滑剤がある場合でも、使用するのは避けましょう。
専用の潤滑剤はホームセンターや通販で販売されており、比較的手軽に入手することが可能です。
また、専用の潤滑剤は鍵のメーカーから販売されているケースが多く、「どの製品を選んだらいいかわからない」といった場合にはメーカーの潤滑剤を購入することをおすすめします。
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玄関ドアの鍵のトラブルを予防する方法
玄関ドアの鍵のトラブルを予防する方法は、以下のとおりです。
- 鍵・鍵穴(シリンダー)を定期的に掃除して、ホコリや汚れが溜まらないようにする
- 部品の緩みや歪みを防ぐために、玄関ドアの開閉や施錠・解錠は丁寧にする
- 鍵に不具合を感じたら、早めに対処する
玄関ドアの鍵の不具合を回避するには、日頃から上記の点に注意を払うことが大切です。
また、鍵・鍵穴(シリンダー)の交換時期は10〜15年が目安とされています。
交換時期が間近もしくは過ぎているようであれば、鍵・鍵穴(シリンダー)を交換しておくとトラブルを回避しやすくなります。
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玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に関するQ&A
最後に、玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合に関してよくいただく質問を解説します。
賃貸マンションの玄関ドアで鍵が回らないときはどうする?
賃貸マンションの玄関ドアで鍵が回らないときは、「玄関ドアの鍵が回りにくい・回らない場合の対処法」でご紹介した内容を実践してみてください。
対処法を実践しても状況が改善されない場合は、マンションの管理会社に問い合わせましょう。
鍵が回らない状態を回避するには、賃貸マンションにおいても日頃から玄関ドアの鍵を掃除したり、状態をチェックしたりすることが大切です。
鍵が内側から回らない場合の原因は?
鍵が内側から回らない場合、以下の部品の不具合が原因だと考えられます。
- サムターン
- ハンドルやレバー
- ドアクローザー(ドア上部に設けられている自動的に閉める装置)
- ラッチボルト(ドア側面にある三角状の突起物)
上記の部品を調整・交換することで不具合を解消できますが、DIYで対応する場合は購入時に部品の型番・サイズを間違えるリスクがあるので注意しましょう。
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